古雪の髪色なりし小人は君子たるとて抜き身振りつつ
降る雪の白髪までに大君に仕へまつれば貴くもあるか 橘諸兄
財のため人の弱みでむしり取るその衣手で恨み払いつ
君がため春の野に出でて若菜摘むわが衣手に雪は降りつつ 光孝天皇
閣僚の闇はあやなしもののけの色こそ見えね気は隠さるる
春の夜の闇はあやなし梅の花色こそ見えね香やは隠るる 凡河内躬恒
つつみなくかくしもせぬはジョーカーの言霊のなき悪態なりし
つつめどもかくれぬものは夏虫の身よりあまれるおもひなりけり 詠み人知らず
この国をわが社とぞ思ふ狂政を止める手立ては無しと思へゆ
この世をばわが世とぞ思ふ望月のかけたることもなしと思へば 藤原道長

財のため人の弱みでむしり取るその衣手で恨み払いつ

閣僚の闇はあやなしもののけの色こそ見えね気は隠さるる

つつみなくかくしもせぬはジョーカーの言霊のなき悪態なりし

この国をわが社とぞ思ふ狂政を止める手立ては無しと思へゆ
