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トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

**赤鬼と青鬼の断GO 3

2017-02-18 | 温故痴新
古雪の髪色なりし小人は君子たるとて抜き身振りつつ
        降る雪の白髪までに大君に仕へまつれば貴くもあるか        橘諸兄

財のため人の弱みでむしり取るその衣手で恨み払いつ
        君がため春の野に出でて若菜摘むわが衣手に雪は降りつつ    光孝天皇

閣僚の闇はあやなしもののけの色こそ見えね気は隠さるる
        春の夜の闇はあやなし梅の花色こそ見えね香やは隠るる      凡河内躬恒

つつみなくかくしもせぬはジョーカーの言霊のなき悪態なりし
        つつめどもかくれぬものは夏虫の身よりあまれるおもひなりけり   詠み人知らず

この国をわが社とぞ思ふ狂政を止める手立ては無しと思へゆ
        この世をばわが世とぞ思ふ望月のかけたることもなしと思へば    藤原道長