トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

価格が破壊するおチビちゃんの愉しみ

2017-02-02 | 何よりの楽しみ
 イベントに居候する当日、会場には8時前に到着した。荷を降ろすのに混雑する前にと早めたのだが閑散としていて、居候する団体は到着前だった。
 この日、会友と3人で手作り玩具を出品したものの会友二人の場所は人が集まり、小生の部分は閑散として終わった。結局、小生はからくり玩具で子ども相手に馬鹿を言ってお、し、ま、い。

 興味を持ち「可愛いい」とか「素敵」なんて言葉を発してくれるものの「高いのでしょうね」のつぶやきに代表されるように4桁の値段ではお客は出来ない。
 この傾向は今までのイベントで把握しており、3桁の価格でも500円を超えると格段に販売数が落ちる事は理解していた。それが「ン千円」では相手にもしてくれない。市販の同等品より出来が良くても価格が半値以下だとしても来場者の値踏みはもっと厳しい。
 これが玩具専門店なら納得してお買い上げなのだろうが「イベントでは安いはず」は新機軸にせよ品質にせよ全く形無しと言ってよい。

 値段を付けた小生でさえ「売れないだろう。アンテナショップだ」と思っていた通り惨敗だった。会友に「売る気が無いのだから…」と言われながらも横で眺めつつ、熱中して遊ぶおチビちゃんには持たせて帰す事で数は減った。
 銭金の問題でなく、おもちゃなどは「遊んでもらってなんぼ」の道具だから「安く買えた」でホクホクする側より遊び続けて親が困るくらいのおチビちゃんに遊んで貰えれば制作者も玩具も本望なのである。
 そう「値引きはしないがタダであげる事もある」のが今回の店主だったが、子育て世代では「ン千円」の出費は痛いし、爺ゝの気分にさせてしまうおチビちゃんは居るものだ、が実感。残ったプルトイは古巣へ引き渡して一件落着…。

    小生の出品

                   H氏の昆虫   Y氏の絵タコと笛