
庭のウマノスズクサは「葉が出たのか…」と思って偵察ならぬ点検したところ、シュートは30㎝ほど伸ばしている芽もあって、昨季より芽生えの本数が多い。例年、結実するまでには至らず、食い尽くされる事、数回の試練を負うウマノスズクサなのだが、思わぬところから生えてくる。直根で匍匐根、繁殖根は無いだろうにと思うのだが、今年は小生が貴重果実に指定し囲い者にしているイガホウズキの鉢からシュートを出してしまった。
これでは二者択一は出来ない関係になってしまい二股交際の始まりである。小生的には矜持もけじめも持ち合わせていると思うからミツマタは育成しても四股やら六股やらという器用さは不可能だ。
なんでジャコウアゲハと親交があるかと言われても招いた訳では無い。ウマノスズクサの花が面白くて庭に移植したので呼び込んでしまったのだ。お蔭様で花を見たのは最初の1年だけで、それ以来食い尽くされる事、数度のシーズンが続いている。もう「寂光、アゲハ!」と言いたいのだが、きっと寂光ががやく地に行っても舞われているのだろう。
まあ、身体の一部だけ、頭部はだいぶ以前から寂光を放っているからジャコウアゲハにとって我が庭は浄土なのであろうか…。それではおいらは阿弥陀様か、いえいえもったいない駄目駄様でよい。