トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

春雨じゃ、縫っていこうか…

2017-04-21 | 何よりの楽しみ
 冬の間は木屑にまみれて、春ともなれば糸くずにまみれ…、チョンの間に山仕事なんて、生活品質がだいぶ劣化してしまった。これでは「木aワーカー・オンリーワン」解消で「厭離穢土」の方向性は頭髪の様に薄くなり「林住記」まで影響が出てきた。とは言っても「百姓」の基盤は壊れていないから、ここだけが活きる縁か…。

 先般、子どもの浴衣を作務衣にリフォームしてあったのを更に手直ししたのだが、普段使いの他の二着はボロが目立ってきた。ここは一着新調しないとと決心し手作りする事に決めた。
 用いたい生地は亀田縞等の伝統木綿生地だったものの、街の店頭には無くネットで購入は出来るとしても織り生地は価格が高く、結局はプリント生地にした。度重なる年金の支給値下げやら、其処から天引きされる保険料の値上げなどで、老境に於いて少しばかり心を満たす行為さえ出来にくい。

 さて、図書館に参考になるページは無かったからネットで製図を探した。幾つかあったが微妙に採寸や形が異なる。「これ!」と思える物がなく結局は自分でアレンジしなければならなかった。
 袖の長さや紐の使い方など作務衣や甚平には違いがあるようなのだが定義などどうでも良く、自分で「こうありたい」仕立てがしたいのだ。

 結果は「作務衣でなく甚平でなく」なんともケッタイと言われかねない出来上がりになったが、小生の望んだデザインでの出来上がりとなった。まず「袖は半袖」で長そでが重なると作業し難いのである。ポケットは左側、覆い付き」で、右ポケットだと刈り払いやチェーンソー作業時に邪魔になるし、ポケットを閉じられないと紛失物を発生してしまいかねない。

 いくつか図面を拾い型紙を作り裁断しミシンとアイロンを駆使して作ってみて「すべて鵜呑みは出来ないものだ」と思ったのが「結び紐」のサイズだった。図面をみて不審には思っていたのだが出来上がり幅5㎝では蝶結びが良く似合う飾りリボンで、作業衣に飾りリボンは邪魔になるだけである。ここは取り外し細い紐に替えた。
 経験値があれば「あれ?」で即修正できるのだろうが、こういうところに初心者が陥る穴があった。

              図面通りの紐幅  ➡   紐を替え出来上がり

オオスズメバチ御登場!

2017-04-21 | 小父のお隣さん
 初見は一週間も前なのだが、今年も食草園のヤナギの大木に女王様がいらっしゃいました。トンボ池2を拡幅した結果、ヤナギの幹元を通らねばならなくなったから裾が触れんばかりの距離になって、片思いのあの子とすれ違う様なドキドキ感がある。

 この時期のオオスズメバチは至近距離で見つめていても警戒行動や警告を発する事はまず無いから安心して接近、撮影出来るものの、それだけに威圧感があり圧倒される。
 秋口は「怖い、危ない」感が増大し、こちらから警戒を怠らないが、この時期は精巧で強固な身体を安心して観察でき、その美しさに惚れ惚れし、見ていて飽きがこず、女王蜂の貫禄を堪能する事が出来る。
 とても年間、多くの被害者が発生する最強の蜂族とは思えない「我、関せず」で、愛想もにべもない大物ぶりで、もう「じょっ、女王様まいりました!」と膝を折るしかない下僕になってしまう爺なのだ。

    苔を齧る   木肌を齧る   都合三匹