トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

*今日の一句

2021-10-09 | 感じるままの回り道
                アキグミを摘まめば還る山河かな

棚田の稲刈りはサポート役

2021-10-09 | 今日は真面目に
 会の活動としては「田植え」とセットの「稲刈り」で内輪だけでない外部団体を加えた一大イベントなのである。今回は「コロナ禍の緊急事態宣言下」という事もあって中止の見込みだったものの解除となったため3日(日)に復活したのだった。
 集まった子どもたちはボーイスカウトの団員と保護者で、子どもたちだけで21人、引率者・保護者が22人、会員9名、この数だけでも当会ビックイベントなのだが、緊急事態宣言終了直後と言う事もあって、いつもは集合し隊列で入域していたのが「各自現地集合」となったらしくそれぞれ車で入域したから駐車場は満杯のあり様だった。それでも子どもたちや団体の活動としては二カ月ぶりとかで嬉しそうな顔が並ぶ。

 稲刈り自体は既に10年以上も続けている活動なので会としては見守るだけである。小生は腰痛でブラブラ病、見ていても所在が無いので会長に断りクルミとアキグミを採取していた。クルミは水とともに箱に入れ長靴で踏み潰し外皮を除きバケツに入れておく。割り台は沢から凹みが適当なコンクリートブロックを拾いトンカチも用意して準部万端だ。それに加え会友のMさんが夏祭りの残り物「水鉄砲色々」のくじと茹で栗も用意して稲刈りを終え戻って来るのを待った。

 駐車場端のイネ掛けに稲束を掛けるのは大人の仕事、子どもたちはテーブルの栗とくじ引きに群がっている。アキグミやオニグルミ割りと試食はボチボチだったのだが稲掛けを終えた大人たちがくるみ割りやアキグミを摘まむのを見て子ども等も興味を持ったみたいで解散しても残っていたのはクルミを割りたい子どもたちと親であった。「稲刈り楽しかった」は主題だからそうあって欲しいけれど、余興のくじ引きや茹で栗、はてまた生のクルミとアキグミの実食等々、宣言明けの久しぶりの活動で子どもたちは満足しただろう。

 でもんで引率し付き合った親たちの方がくたびれて「夕食はカップ麺!」と宣言しても子どもたちはきっと「はーい!」と率直に頷いておっただろうと妄想した。会としてはサポート役、黒子の立場なのだが頭の黒いお爺やお婆はおらず白い「白子」役ばかりになってしまった。月日の経つのは早い。最初の頃に稲刈りに来た団員は大学生になっていて、あっちやこっちで一丁前に能書きやうんちくを垂れていた。これもまあ、先輩の楽しみ方か・・・。

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