
左の写真では判然とはしないが掘り取ったシモツケの大株である。この後横倒しにして入り込んでいるネザサやクズの地下茎を取り除く。そこまで行うと根鉢を形成していた土の大半は落ちてシモツケの根が露わになってしまう。故に、この前に植穴を用意してからの作業だ。

耕転してから一雨あって植え付け場所も落ち着いただろうから移植を行ったが、当初に植え付けた場所は周囲の木立が育ったりクズに覆われやすかったりで花の時期に十分、花を露わに出来なくなっていたので、それの解消と植え替えによる樹勢回復したい意図がある。
今回、台地の中央部に移植した事で刈り出しも容易になるし、何よりグリーンモンスターに覆われ難くなるのだ。花付きが良く成れば蜜源植物としての有用性も向上するだろう。
耕転し整地した区画の端を株より大きめの植穴を掘り、そこに株を入れて水決めして落ち着かせた。地上部は半分に切り詰めておいたから風で株が動くような事も無いと思うけれど、早い段階の後日に竹の支柱で固定する。三日月池からバケツを両手に水を運び「水決め」して植え付け完了。一株水決めするにバケツ一杯では不足だったから、都合7株では6往復はした勘定になる。掘り上げ、植え付け、水決めで汗だくになった。紅葉にはちと早いものの耳にはモズの高鳴き、視野にはアサギマダラ4頭がいて、作業を別にすれば贅沢な一時だった。

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