稲刈りの後はお約束の脱穀!。どういう訳か小生の当たり役・専任みたいになってしまった。まあ、米作農家出身は小生一人なのだから、と言っても経験値としての「足踏み脱穀」は行ってはおらず、その点は会友同列・横一線なのだけれどてんぷくトリオのような様になってしまうのであった。
腰痛が解消したばかりの小生としては遠慮も辞退もしたいのはヤマヤマ、それも魚沼三山か日本アルプスに匹敵するほどの規模だったのにも関わらず散々な事にお鉢が、いいえ、足踏みが回ってきたのである。
脱穀を開始してほどなく分かったのは「脚力の衰え」で、20束も脱穀すると支持脚が音を上げる。足踏み脱穀機の使用は片足で立ちもう片足で踏み込むため「一本足の案山子」状態の作業姿勢になってしまう。左右で支持脚を入れ替えても長持ちはせず、度々休息を入れなばならんかった。「どうぞ、ゆっくり休んで休んで!」と言ってくれるものの「替わります!」とはならんのだった。「人生、重い荷物を背負い坂道を上るが如し」と権現様は喝破なされたが、けだしその通りの人生が続く。
ようやくすべての脱穀を終え風選別をしたかったものの風はない曇天の日で、とりあえずふるいにかけ藁クズを分離した。ふるい目を通ったゴミ等は代表が自宅で唐箕と扇風機で選別し精米する段取りとなった。精米され関わったボーイスカウト関係者などに分けられる量はカップ3杯程度の量だけれど、それはそれで例年の楽しみらしい。そこのところが生まれも育ちも貧乏米作農家出身の小生とは感慨が異なるようだ。
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