トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

シェルター水路の植生調整

2021-10-10 | 水辺環境の保全
 泥水池周辺のミソハギの繁殖が目立つようになっている。昆虫にとっての有用植物として株分け移植して範囲を広げて来た意図もあるものの自然繁殖していく姿の逞しさの反面、増えすぎると植生の貧困化に繋がってしまいかねない。また大きな水域ならともかく、猫の額のような水域では侵入し株を大きくすると即、水域空間の狭小化になってしまいかねない。そのため今期は泥水池水域内で繁茂しているミソハギを抜去しているが、シェルター水路も繁茂の影響が出てきた。水面が覆われ隠されているようではトンボの誘致に差し支えるし、ミソハギだらけでは植生の貧困化でもある。例えて言うならば「連日のグルメ三昧」では飽きが来ようというものであろう。

 幸いにしてこの水路へのミソハギの侵出は少ないのだったが法面のジュズダマが大繁殖席巻中で無視できなくなった。立ち倒れ水域を覆う姿も見られるからジュズダマは全草刈り取りとした。もともとは鳥の餌用にと母川の河原から採種した経緯なのだが、ジュズダマの繁殖ぶりはフイールドとは調和的で無い。宿根草のようなので根絶は困難になったものの株立ち性だから掘り取りすれば楽だろう。
 ジュズダマを刈り取って株の周囲を見ればジュズダマ以外は何もない裸地である。こういう構成ではやはり望ましくは無いのだ。

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きょうのトンボ「オオアオイトトンボ」日向に出て来た

2021-10-10 | 小父のお隣さん
 夏の間は暗い林間や藪の中に潜み姿を見るのは稀だったオオアオイトトンボが水見回りの経路でも姿を見れるようになってきた。9月の後半から12月初旬までマユタテアカネと今期の殿を競ってくれる種でもある。
 先日は珍しく連結体を見つけたのだが止まっている場所が法面に植えたウツギの枝の中で撮影位置に手間取っているうちに舞い上がってヤナギの枝の中に消えてしまった。動きはゆっくりだけれど小生の方が更にゆっくりだったのかもしれない。と言うのも腰痛三昧中で足元の見えない法面に足を出すのを多少はためらったのだ。「オットット!」ともなった事態には反射的対応が遅れる。

 まあ、わが身の錆に泣き言を言ってみても始まらない。「明けない夜は無い」を言い聞かせ、来たるべき冬までの束の間、次の撮影機会を待つとしよう。そうなのだ「あっけない夜は無い」との諺通り、腰痛で活動度の低下した身体には長い睡眠は必要なく丑三つ時に覚醒してしまう日々なのであった・・・。「何をするか?…それが悶題だ!」。