トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

きょうのトンボ「ネキトンボ」

2021-10-04 | 小父のお隣さん
 今だにショウジョウトンボと混同してしまう。他人に教える事は無いので混同したからと言って実害も恥かきもないものの、否応なく記憶力・判断力減退を認識させられるのであった。

 それはともかく、フイールドに限って言えばネキトンボの個体数が増えたのは間違いない。縄張りの大きいオニヤンマやタカネトンボも接近遭遇の機会が増したから個体数が増加した、タカネトンボは定着したと言っても良いだろう。飛来し繁殖し定着させるのは小生の意思ではどうにもならぬ範疇でセッセッセのヨイヨイヨイと水辺環境整備に精を出すしか手は無いのだった。それも別建てのヨイヨイヨイにならぬよう健康万端留意して、である。そうなったら全ては草藪と化すのだ。

        

猛々しい食欲の秋

2021-10-04 | 小父のお隣さん
 オオスズメバチは肉食系かつ猛毒を持つ怖い存在と認識していても食事中は攻撃性の片鱗も見せない。しかし一瞬にして切り替える事の出来る能力は肉食系ならではのものだ。
 林道に転がっていた姿を見つけ「30分前に稲刈り御一行様50人ほどが通過したはずなのに…潰されなかった!」と思ったのも束の間、30分あれば頭部のひとつくらいは食いつぶせる。

 腰痛三昧中なので稲刈りイベントには同行せず様子だけ撮影しようと遅れて後を追った時の出来事である。オオスズメバチがおなじオオスズメバチを捕捉し林道の真ん中で食事中だった。最初は絡み合った死体だと思って覗いたのだが大顎だけが休まず動いていた。既に頭部は跡形もなく胃袋に収まっているはずで、体の中では一番頑強に作られているはずの頭部を嚙み砕く大顎の威力はすごいものである。

 距離を取りズームを使うと焦点が背景に合い易く、対象をシャープに写すのに手間取るのでレンズ先端を接近させて撮影した。レンズとの距離は10cm程度か。視認している時は見えなかったが写真を眺めていると捕食者の顔や胸は花粉にまみれている。まずは植物質を先に食べ、それから動物性食品を食べる選択はとても健康的なのだった。オオスズメバチは賢い。

        

秋グミが実った

2021-10-04 | 感じるままの回り道
 泥水池横に一本だけあるアキグミが実ってきた。赤くなり始めの頃は口に入れても渋みの強い味しかしないのだが、ポロっと落下するようになると甘味が感じられるようになる。
 郷里の水無川河川敷に群生していて季節になれば栗拾いやアケビ採りのかたわら摘まみに行ったものだ。食べ過ぎると便が固くなって翌日は困る事態になりかねないのだが、効果があるのかどうか承知はしていないけれど「便秘には野ばらの実」が効くと憶えていて、ついでに野ばらの実までポケットに入れていた時もあった。飲んだかどうかまでの記憶はない。
 春のフキノトウや菜の花、初夏の桑の実、秋の秋グミなどは他の動植物より郷里を思い出す引き金になっている。アキグミと知らない人が見れば「真っ赤な実が鈴なり」の枝は毒々しい感じがするはずで、摘まんで食べてみる気など起こりそうもない。赤い実を紫にしてみればムラサキシキブにそっくりに見える。