トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

*今日の一句

2021-10-07 | 小父のお隣さん
              秋深し赤なお冴えて赤とんぼ

きょうのエッ!品「冷や飯乳栗合いカレー」

2021-10-07 | 何よりの楽しみ
 どーも「ちちくり」と聞けば好意的表現には当たらなそうだ。まあ、昨今の若い世代には判るはずも無いか…。台風前の蟄居状態、眠気覚ましにスイーツもどきを作っていたら夕食の時間は過ぎてしまった。面倒くさいから「有る物」で賄うことにして集めたのが冷や飯、牛乳、茹で栗、レトルトカレーだった。自分の口だけ賄えば良かったから茹で栗は包丁で両断しスプーンで中身を取り出しカレーのトッピングとした。
 これだけでは何とも寂しいからラッキョウの余った漬け汁にレンジで加熱し漬けておいたナスとピーマンを添えたのだ。普通はラッキョウの漬け汁など見向きもされないのだろうが簡単に浅漬け風の酢漬けを調達出来て、これはこれで美味しいのだ。何と言うべきか今風SDGsお夕飯!

 ネットに溢れる「食べました」風の写真をみれば「お金持ちー!」と思えるものばかりだけれど減るばかりの高齢年金世代にはそんな真似事も芸当も出来ない相談なのである。まあ、幸いにしてと言うべきか貧乏育ちだったからと言うべきか、恐らく両方の味付けの出来上がりなのだろうが食にはわがままは無い。腹に収まれば「それで良かった」生まれと育ちなのである。
 若い頃、暑い夏のご飯に冷たい牛乳を掛け、好んで食べていたのを馬鹿にされていた記憶があるが、大学の食堂で根室出身のT君が「郷里では普通だった」と言った一言で「そうだろう、そうだろう!」と留飲を下げたのを思い出す。

 その彼も既に鬼籍に入って久しい。リタイアしてから一度は訪ねたいと思いつつ果たせなかった。時は兼ねない、冥福を祈る。

                    青春の友すでに黄泉路なり
                    黄泉路いく友よ行脚はいかがかな