トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

*今日の一句「春来る」

2022-02-06 | 感じるままの回り道
                卵塊は今日か明日かと池巡る

寄るな!大木の下

2022-02-06 | 今日は真面目に
 ナラ枯れしたコナラの大樹、数年を経て遂に斜面から倒れ、先に倒れた大木の上に斜めに横たわったまま落ちては来ない。下側の枝先がつっかえ棒になった事と先に倒れた大樹のコブが転がり落ちるのを防いでいる形になっている。もちろん、全力で揺すろうとしてもびくともしない重量物ではあるけれどコブやつっかえ棒が腐食すればいつ何時、転がり落ちるか分からない危険は孕んだままなのであった。
 「危ないから処理しないと・・・」と思い続けて1年ほど、ようやく腰を上げチェーンソーやら牽引器やらを運んで作業開始である。

 上部の根っこにロープを掛け、いつでも牽引出来る準備をしてからつっかえ棒となっている下半分の幹を切断する。この作業もグラグラする重量物では無いけれど切断時にバランスを失い跳ね上がったりずり落ちたり、上部が重くなるから瘤を中心に回転したりと挙動の変化は予想がつかないのだった。予測を誤ったり位置の取り方が悪かったりすれば巻き込まれて良くて重傷、悪ければいともたやすく圧死や轢死という事態に繋がる作業でもある。
 身に重大な危険が生じないとも限らない作業を行う義理も義務もない立場ではあるけれど「俺が行わずして誰がやる!」のも確かな現実なのである。ここはまあ、トンボ池脇の蜂満神社や蜂満大社の境内だと認識しての手出しとしたのだ。境内が不安全であっては気配りが足りない・・・。

 一回目の牽引 ➡  二回目の牽引 ➡  先端部の切断

 先端部を切断しても根元の部分は地上に落ちてはいない。根張りの痕跡が残っている現状では転がり落ちる心配はないものの地上部に横たえさせた安心感も無いのだ。これも牽引器で曳いて地上部に落としてようやく緊張から解放されたのだ。とは言え切断し転がしたままの丸太を集積まで行わなければ完了したとは言えないものの、とりあえずは転がしておいても良かろう。大径木なので枯れたりとは言え重い。移動できる重さにするにはチェーンソーの全長程度まで輪切りにしなければならず、これこそ「急ぐ事も無い」作業なのだった。

 ➡