トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

**今日の一歌「学べない学ばない牛尾の河童陣笠」

2022-02-23 | 性向有毒の翁なれば
              ああ無常悪女のなさけ深ければ
                         コロナ性悪天井知らず

春の兆し・・・

2022-02-23 | 感じるままの回り道
 数日前の朝、出かけるために池の横を通った時、タナゴの動く影を認めた。その前日にフイールドはでホトケドジョウを見ているしニホンアカガエルの産卵も昨季のレコードを更新した。庭の池を一旦は通り過ぎたのだが思い直して玄関に入り沈下性の撒き餌を少しばかり水底に落としておいたけれど午後になっても数が減ってはおらず採餌はまだしない様子である。
 3月にはいったらフイールドの上の池に避暑ならぬ越冬のため引っ越しさせておいたマツカサ貝を戻す必要があるし、その時に胴長を装着するからついでにクチボソの隠れ場所をも設置しアオサギの捕食から守らねばならない。冬の水面から透明度の上がった水底を見ると隠れる場所とてない平坦な泥底でしかない。これではクチボソも安閑と世代を繋ぐことは不可能になる。

 水見回りの途中、踏み分け道の脇に木の実の発芽を見つけた。まだ双葉が出ている状態ではなく発根し外殻が割れたばかりの状態だったが、こういう小さな営みでも「春」を感じる。
 拠点ではホダ木ではない除伐材の破片にキクラゲが発生していた。久しぶりに見る立派な天然キクラゲなので居合わせたSさんと代表との3人で山分けする。
 この日もニホンアカガエルのオスが数匹姿を見せていて優しい声で鳴いていた。遠くの水面で小さく波紋が立つこともあるから存在は姿が見えなくても鳴き声が聞こえなくてもこの時期の小さな波紋はニホンアカガエルが発生源である。