トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

驚き・もう‼の日・繁盛の日

2023-02-14 | 小父のお隣さん
 昨13日は小雨模様でフイールドはお休み。期待していた雨量は10mmにも満たず干上がり寸前の三日月池はなんとか土俵際で留まっているだけで心配の種より産卵された種が尽きないかが目下愁眉の的なのだ。

 1日の休みを挟み水辺を一周してみると更にニホンアカガエルの産卵数が増え、濁り水の中は当然カウントできなかったものの目視で105卵塊を数えられた。まだいくつかは上乗せ出来るだろうがここまで数が出ると「数えなくともいいや!」の気分になる。まあ、数えたところで数えなかったところで実態は変りはしないし「増加傾向」だけ把握できれば「それでよいのだ!」。チョコレートの数も良いけれどこの数の方が価値がある。

 カエルの数が増えればヘビも増えるだろうし結果として猛禽類の捕食対象が増える事になる。水域環境の食物連鎖構成はほぼ満足されつつあると考え、遅まきながら林内草原の捕食対象を増やす算段も考えなばならなくなった。プランはあるけれど軌道に乗るまでは10年かかる。まあ、まずは苗木を入手し植栽から着手するしかないだろう。植え付け場所はすでに用意済みなのだ。
 ビジョン目標は「猛禽類が繁殖するフイールド」なので林床や草地の捕食対象が増えれば営巣の一つくらいは可能性として出てこよう。もう老骨に鞭打ち勤勉に取り組むしかないのだが、そう「猛勤」が必要だがもう24時間戦えません・・・。繁殖を観れるかおいらが枯れるか、実相は天秤棒である。

              
 

今日の素労風努「生乳廃棄を減らす要⁉、蘇から白カビチーズ」再々試行

2023-02-14 | 何よりの楽しみ
 無知や無謀と言うのは怖ろしいもので社会や平和をひっくり返す暴力を内包する時がある。が小生の場合、「ゴルゴンゾーラ ドルチェ」は白カビチーズとばかり思って購入し仕込んだのだが残った半分を食べて見た折りに内部が青い染みみたいな部分があった。これでピッタシカンカン、ビックラギョウテン、ブルーチーズと理解したのだった。まあ、無知であり男性型脱毛症で無帽ではないと言うところだけが異なっているゆえに人の多様性は認めると言うのが小生の立場だ。
 結果として今回は「青カビチーズ作り」に一寸の猶予も無く突入してしまったけれど人生、間違いは付き物であるものの目論見の大筋は変らない。白が青になっただけなので白が黒になったのと比べれば屁の河童なのだ。で、以下の内容は間違いに気が付かず粛々堂々白カビ様様と邁進していた時の景色である。 

 「ホエーを出さずにチーズにする」目論見は初回では詰めが甘く水分を蒸発しきれなかった。再試行は豆乳ヨーグルトで「蘇」もどきを作り仕込んでみたが、これは上出来だったが牛乳に比べコスパが悪い。結局は「原点に立ち還る」のが最善策と再々試を行ったのだ。
 牛乳は生乳に近い「成分無調整」を選び、元種とするチーズは同じ種で行いたかったものの既に無い。そこで同時に購入していたイタリア産の「ゴルゴンゾーラ ドルチェ」の半分を使う事にした。購入時点で既に賞味期限日だったから更に一週間も経過しているものの消費期限でも無いし「自分の口に入れるだけ!」なので心配はない。

 とは言え心配の種はあって「菌は活きているのだろうか⁉」が最大の関門。既に冷蔵庫内で脱水中のフランス産「ブリーチーズ」を元種にした2品も同じ心配はあるものの結果は早くても花便りが報じられる頃になる。試作時期は一週間ほどずれているものの乾燥工程が少ない分、白カビ菌の生え具合は同じ頃合いになるだろう。

             成分無調整牛乳          2ℓ
             ゴルゴンゾーラ         50g
             岩塩               5g

 牛乳に岩塩を投じホットプレートで煮詰める事90分、耳たぶ程度まで固める予定だったものの粘度が上がり乾燥のためのヘラで延ばしきれなくなり作業終了。「蘇」としてはバター色した良い出来上がりだ。重量は380gあったから80%の水分を飛ばした事になる。成分無調整と言う事で「固形分8.3%以上・乳脂肪3.5%以上」の表示だったから良しとする。
 スライスした元種チーズを加え練り込みそのままヨーグルトメーカーで40℃10時間の発酵をセット。翌朝には加温発酵は終了だ。試作品、再試作品とも最初はキッチンペーパーでカバーしてみたが油分を吸って水分の蒸発を妨げるように見えるからガーゼに交換した。これなら水分は通り易いし表面積が大きくなる結果、脱水も促進されるだろう。
 保温発酵開始時点では耳たぶ程度の軟らかさだったものの翌朝には指で押しても窪みが出来ない固さになっていた。これなら乾燥の工程は不要だろうが「カビ菌繁殖良好の水分量」が不明なので結果は五郎次郎である。まあ、素人の手慰みだしどう転んでも全てはわが身に返ってくるのだ。



 ホエーが出来ない水分量なので庫内での乾燥は気持ちで良く、済めば容器に入れて白カビの発生を待つだけだ。板材で箱を作り「カビ付け箱」として室内に置こうか迷ったけれど寒の内とは言え「初回である心配」の種は白カビ菌の種より確実に存在するから指を咥えて見送った。こう言う事は食指が伸びるのだ。