4日、自宅でソーイング中にSさんから「ハリガネムシがいる」とお誘いがあったので出かけた。トンボ池を覗き込めば見慣れた太いハリガネムシでは無くて細くて長いのが水底に見える。長さは40cmを越えている。更に水底を見渡すと数匹が見えたから容器を取りに戻り池内で採取してみた。太い種は1匹もおらず細長い個体ばかりだった。この形態のハリガネムシは初めて観察した。通常はカマキリの生息期間内で発見する事ばかりで、今回のように冬の真っただ中で見るのも初めてである。
ハリガネムシに種類があるかどうかは知らないけれど夏場に見る太く短い個体とはあからさまに異なる姿だ。池の底から拾い上げた数は10匹はあっただろうか。後から数を数えようとしても絡まってしまい数など数えられる状態では無かった。撮影して池に戻し1件落着す。祖父母、父母らの子ども時代には回虫などのいわゆる虫塊を観る機会があったと記憶しているが写真のような塊だったのだろうか…。小生の小学生の頃はマッチ箱に検体を入れて提出したものだったけれど最近は学校での検便は実施していないのだそうな。
一説には「寄生虫が排斥された結果、免疫暴走が始りアレルギーが増加した」という説もあり、その書物には「東南アジアの流域に住む子どもたちは糞尿を流れる川で水浴びしているがアレルギー患者はいない」という指摘もあったり、ドイツでの研究でも家畜と同居している農家の子ども等にはアレルギー発症は少ない」との指摘もある。小生も家畜同居群だけれどなんでも喰えるのは家畜様のお蔭か⁉、それとも喰えるのは何でも喰わなければ空きっ腹になってしまう貧乏のお蔭なのだろうか⁉。老いたベルテルは今日も悩むのだった「そうなのか⁉、そうでないのか⁉」。この疑問、若きベルテルの時代からの難問で、だから若禿げの人生でもあったのだろう。思考があまりにもインテリジェンスで持続させると毛根は衰退するらしい・・・。そうなのか、そうでないのか、疑問の泉は尽きる事が無いわい。仮説だけれど「あまりにも脳内でエネルギーを消費すると頭頂部まで栄養が届かない」と実体験として想えてきた。