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トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

今日の薄幸食「寄せ集め」

2024-01-13 | 何よりの楽しみ

 冬至を目前にして風邪症状が出て来た。自宅謹慎・閉門扱いにして様子見をしていたのだが鼻水は出るし咳も痰も出てくるようになって夜間の咳で胸部が痛みを感じる程だったから発熱は無かったのだが土曜日、この日に受診しなければ月曜まで待たねばならず経過が不安でホームドクターに電話して診察していただいたのだった。駐車場車内で待っての診察で小生、生まれて初めて両鼻腔に綿棒を差し込まれグリグリネジネジさせられたのである。それでなくとも不調なのに更に童貞を奪われた気分である。結果は両方とも陰性で「事なきを得た」ともいえるが風邪症状に変りはなく薬を頂き帰宅で自宅謹慎・閉門は続く。結局、薬を飲み切ってその日は様子見して再受診しなかったけれど翌日に考え直して受診しようとしたものの午後は休診。ここで万事休診いや窮したのであった。

 ともかく四日分の抗生剤は飲み切ったし「後は養生するだけ!」と腹をくくりグダグダの日々。風邪症状など何年ぶりなのか記憶にも無いのだった。溜まりに溜まった届け出等の役所窓口事務に奔走したのがストレスで発症したのは間違いない。この日は仕事納めの28日、クリニックは開業していたので受診も出来たけれど「年末年始は養生する」と腹をくくって自己回復力を確認しよう。そうなると食と休養が基本になる。寝床はベッドだからいつでも潜り込めるが食は口を開けていても入っては来ない。身体慣らしに台所に立って冷蔵庫を覗いたらご馳走になるほどの物は無し。とりあえずペースト状にした「ごどAI小雪」をイギリス食パンに塗ってみた。イギリス食パンたるもの何たるかは知らないけれど1本買いが出来るので購入したのだがやはり固くなる。

 「ごどAI小雪」を塗りトッピングに「生姜糖はなまめ」を載せた。もう一枚は薄焼き卵に萎びキュウリ、つまりは古漬けであるが載せてみた。ピクルスといきたかったが用意は無いのだった。フルーツは長野の弟からの蜜入りリンゴ、カップはモロコシスープである。野菜物も欲しくてこの時点でコンロには白菜とキノコ、手羽先の煮物を仕掛けていたのだが煮込み中で盛れない。結局は火加減を確かめつつコンロ脇の立食となったのである。写真のセットを食べ終えてから煮込みは完成したのだが白菜の鍋は養生には口に良い。白菜の代わりにキャベツや青菜ではそうはいくまい。まあ、とにもかくにも低年金高齢者の窮乏薄幸食はここに成ったのであった。つらつら眺めて想ったのは「今時、こんなもの食べる人は居らん…」だったが病み衰えている身であるとは言え「薄幸食」の矜持と大義は守った!。小生、孤爺と言えど南魚沼のやんごとなき雅な水飲み百姓の生まれと育ちだ、ゴミ屋敷で埃にまみれても誇りをもって生きなければ・・・。と思いつつも、これでも寒空の下、被災されて避難所や車内で過ごし摂る食事よりは随分と良いだろう。薄幸食と言えど有難く頂く。