トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

実生林の笹刈り

2014-06-24 | 今日は真面目に

Photo_2  自然実生の林形成の為、手を入れている一角、ネザサのシュートが一面に伸びてしまった。この時期は伸びるのが早く他の草勢を圧倒する。

 早春の萌芽期から既に3回目の刈り払いである。シーズン中に5回は刈り払いするがネザサは一向に勢力を減じない。地上部を刈り払い続けても地下茎は充実していくので小生の方が衰退してしまいそう…。

 とはいうものの、ネザサの藪を刈り払って広い空間が出来たこのエリアも森らしくなってきた。一方、定期的な刈り払いを実施できるメンバーがいないから小生が手を引けば数年で根笹の藪に戻るエリアでもある。ヒット曲にもあったように「今日も刈り払い、明日も刈り払い。これじゃ年がら年中刈り払い刈り払い・・・」。


濃色のササユリ

2014-06-24 | 感じるままの回り道

Photo_4  作業の合間、遅れて咲いただろうササユリの確認に行った。

 遊歩道下の斜面に濃色のササユリがあった。周辺の個体と比較しても明らかに濃い。受粉させ花弁を外しておく。自然のままにしておきたいのだが、目に付くところから消えるのが常なので致し方ない。

 上の池を管理区域内にしているM氏との立ち話の中でも、既に何株か消失する話が出た。また数日前の事、池の周りにロープを張っている女性たちがいて、理由を聞いたら幼稚園の先生たちで「夜、ホタル見物に来る下準備」との事。

 知られることで狩られるリスクがまた増えたと、二人でいつも通りぼやいて別れる。


**小人は必ず飾る

2014-06-23 | 合混で闘作すれば

 最後は金目もセクハラヤジも

        羊頭狗肉の為せる技 ハア コリャコリャ      弥生姉さん

 面従腹背神妙七日

        指は詰めない元通り ハア コリャコリャ      渡世議員

 報道の文々のみの謝罪なり                   コピペ

 誤魔化しに嘘も重ねて舌三つ                  大陸壱繕

 野次聞かぬ痴呆議員が四方詰め                私放題

 名乗り出を逸しましたとまだ飾る                 真実一露

 認識も離脱で済ます人となり                   利科学権吸所

 かの人に一億も出す渡世かな                  渡議会

 セクハラの汝が初声は我にもが罵詈雑言に交えて聞かむ  塩邑小町


ネジバナ咲いた

2014-06-23 | 小父のお隣さん

Photo  そろそろ咲く頃だと通るたびに注目していた一角、今日ようやく花穂を見つけた。気にしていなければ見つける事もない小花だが、この花を見ると「初夏」の実感が湧く。

 「小さくても蘭」だから特有の気品も好きなのだが、球根に蓄えた養分で一気に開花結実させる勢いは「お主、やるのう!」とニタリとしたくなる。

 会友が保護のため柵を回したり杭を打った部分は姿を消す。何時も低い草丈を維持させていない場所では消えてしまうデリケートさも併せ持っているのがモジズリだ。


漏水根治作業 2

2014-06-23 | 水辺環境の保全

Photo_4  水路から泥水池4へ漏水している個所の根治作業をする。流入口は過去2回ほど掘り下げて粘土を鎮圧し鎮めたつもりだったが漏れ出してくる。

 ここも慢性化しているので覚悟を決めた。しかし、流入口、流出口とルートは明確でも、直線距離で3m、地下50㎝のトンネル全体を顕わにするには約0.5?の掘削をせなばならない。2  

 前回の倍近い量ですぐに戦意消失、1m間隔で3か所トレンチを掘り其処を埋め戻し胴付で鎮圧した。好意的に評価すれば、暑いさなかの「省エネ安全策」とでも言えるが、終わってみれば少々の後悔もある作業品質である。

 それでも二か所の慢性的漏水個所を根治出来て満足である。


大事にしすぎて・・・

2014-06-23 | 小人閑居して憮然

Photo_8  「ちょっと見てほしい…」呼ばれてカブトムシの保育場に行った。ブルーシートを開けて見せてくれたのは丸まった幼虫の死体の数々…。

 もう終齢幼虫のサイズで、保育床には多くの穴があったから成虫で去った個体もあるようだ。この状況の理由は簡単、「ブルーシートで覆った」その事にある。

 保育床を作って竹粉、落ち葉、牛糞等を混入し手をかけてきた労力には頭が下がるが、その都度「ガスも出るからブルーシートで被わない様に…」と伝えていたのだが、大事にしたかったようで、冬場はともかくこの暑さに耐えきれなくなったのだろう。

 個人の楽しみで労力も経費も投入している部分には「それは違うよ!」と強く言いにくいものである。少々残念な事態だった。


地元産1号になるか…

2014-06-23 | 何よりの楽しみ

Photo_6  8年生になろうか、クルミの梢の方に1個だけ実が見えた。別の木で花は昨年に見ているが結実しなかった。

 今回、結実した木が開花したのは確認出来なかった。クルミの果実はブドウの房のように記憶しているが、今回は1個だけである。少々侘しいけれど若い樹であるから致し方ない。

 このまま落下せずに収穫期を迎えられることを願うだけである。何と言っても「フイールド産1号」なのである。


**げっ歯類

2014-06-22 | 勢子、雨毒に侵されて呻く

 祖父越える一角欲しいボンボンの理想と秘める燐国の雄

 苦労など無縁ほっとけ御大尽釜戸観るより硝煙見たき

 甚六は我はつわもの白けても次々置きたいナチの黒石

 苦情など半兵衛で良しドンの思慮浅き夢見し民息もせず

 聞く耳も観る眼も無くて偉ぶれば頼りにします撃ちて死止まぬ


今日のトンボ「ショウジョウトンボ」未熟体

2014-06-22 | 小父のお隣さん

Photo_6  拠点の原に黄土色のトンボが飛んできた。ショウジョウトンボの♀と思ったのだが、昨シーズンの記憶はトンボの様に飛んでいる。

 光の具合も位置関係も適した撮影条件とは思えなかったが、猪の侵入防止柵が邪魔をして移動できなかった。一旦飛び立ってしまえば撮影チャンスは消滅する確率も高いからシャッターを押したが、案の定の出来栄えだ。

 この成熟体は既に飛翔しているが、未熟体は初見である。記憶力が弱まっている事と相まって、トンボの微妙な種間差違や個体差、性別差等々で翻弄される季節になった。まあ、識別しようと思わなければストレスは無いけれど、繁殖の場を用意している立場からすると、そうも思えなく「ピカピカメガネ」ならぬ「グルグルメガネ」状態でシーズンを通す。


悪気無くても

2014-06-22 | 感じるままの回り道

Photo_6  送水管の吐出口へ吐水を確認に行き、たまたま例会日だった隣接の代表と挨拶していた時に、池の傍からカルガモが飛び立った。

 小生の位置からは10mも無く、刈り払い作業をしていた刈り刃からは1mの至近距離だった。直感的に「営巣している」と思ったものの、送水管から吐水が無かったから取水堰へ確認に戻ったのだった。

 取水口付近の清掃を済ませ、再度、吐水を確認に赴いたら「巣があった」と写真を見せてくれた。写真は卵だけで抱卵中の親鳥はいなかったが、今は戻ってきていると言う。小生も初めての事なので一枚撮影したが、写真だと紛れて判別し難い。Photo_7

 作業を終えたメンバーが次々とケータイで撮影を続けるため、ついに親鳥は飛び立ってしまった。「戻ってこないかもしれない」と思いつつ卵の写真を撮った。

 周辺には猪、ハクビシン、アライグマ、アナグマ、狸、野ネコ、人間、蛇、カラスと天敵には事欠かないので、孵化・巣立ちまでたどり着けるのだろうか…。

 


漏水根治作業 1

2014-06-21 | 水辺環境の保全

Photo  泥水池3の漏水が止まない。流入水量の減少もあり池は干上がり寸前になった。

 漏水の出口もゲンコツが入る大きさまで拡大したが、流入個所が全く特定できないまま対策が取れずに来た。暑さの季節に入り土木作業など気乗りがしないのだが重い腰を上げざるを得ない。

Photo_2  漏水の出口から地下水路を掘り進めて漏水個所を特定し潰してしまう作戦である。掘り始めてすぐに葦の地下茎がトンネル内から出てきた。昔から「葦は漏水をもたらす」と言われていて、ここも例外ではない。腐った地下茎に沿って漏水の水脈が伸びる。

 更にサワガニやイモリが穴の拡大に寄与する。廃田葦原跡の水辺は、そんなことで根治術を即必用とする個所は3か所もある。手を下さなければ構造崩壊につながるので、作業を考えるだけで眩暈がしそうだ。Photo_3

 結果として今回の掘削量は地下50㎝まで、長さは屈曲しながら2mを掘ることになった。埋め戻しは「胴付」の出番で、真夏日の作業は「梅干し入り」の水ばかり飲む。

 水分は生理的欲求なので熱中症は想定外でも、小生の危惧は「腰痛再発」の方にある。けれども今回はセーフだった。


黄金の玉も何せむに…

2014-06-21 | 小人閑居して憮然

Photo_3  品種ものではない拠点のビワが実った。小生は手入れはせず「食べるだけ」の人間だけれど、今年は袋をかけた。その甲斐あって初めて口に出来た。

 購入したビワは何個も口に出来ないが、今回は勧められるままに5個も食べてしまった。小ぶりだけれど美味しい。 当初からあった1本のビワの木は高くなりすぎて手が届かず、熟すと「ヒヨドリ」の餌になっていたから食べる事は出来なかった。その後、幹に虫が入り立ち枯れした。

 何年か前に実生苗を植え、ようやく実った数本のビワだが、鳥に食べられない様に袋をかけたものの、手の届くところは「ヒトドリ」にやられてしまった。樹下に散乱している袋が綺麗に半分に裂けているので「人盗り」と判る。

 野荒しは日常茶飯事で、生産物は言うに及ばず、生物に対しても保全と逆行する行為が平気な人たちは後を絶たない。


ワルナスビの抜去

2014-06-20 | 小人閑居して憮然

Photo_7  駐車場に侵入している「ワルナスビ」を抜き取る。入り込んだ経緯は不明だが、一時は一面に花を咲かしていた。

 茄子の花と同じく花自体は綺麗に思えるが、全草、鋭いとげだらけで、抜き取る際に皮手袋していても通す鋭さがある。おチビちゃん達が走り回るので放っても置けない。

 最初の頃は刈り払いで衰退すると考えたが甘かった。刈っても刈っても再萌芽し、低い背丈で開花結実する。結局は掘り起こして宿根部分まで取り切らねば除草は無理だと理解した。

 それから何年、往時に比較すれば数は減少したものの、根絶にはまだまだ年数を要するのだろう。今回も微小な棘を喰らった。自宅で毛抜きで抜いたものの、一晩たっても痕が水虫みたいに盛り上ったままだ。


*野は笑う

2014-06-20 | 感じるままの回り道

             刈り払い戸惑う迷う花野なり

             タンポポは坊主頭で初夏の風

             馬肥し今はミツバチ肥しおる

             ノアザミに黒きアゲハのシンフォニー

             ホタル飛ぶ今年も十に足らざりき


空梅雨の被害

2014-06-19 | 小人閑居して憮然

Photo_3  梅雨の季節なのに降雨が足りない。水辺の水位も減少気味なのだが、それより大きな被害を受けたのがモリアオガエルの卵塊だった。

 最初の頃の卵塊は既に孵化して水中に入れたのだが、その後の卵塊が全滅となった。降雨が無く真夏日があり、中でも日本で二番目の真夏日記録も出たりしては、さしもの卵塊も腐敗乾燥して孵化どころではなかった。

 まあ、今期の産卵塊全てが失われたわけではなかった事が救いだ。