GITANESは読書のお供。
それとは無関係に・・・。
よく読んだ週。
村木嵐/まいまいつぶろ 御庭番耳目抄
これは前作の「まいまいつぶろ」を読んでいないと
ほぼ内容がわからないだろう。
前作は直木賞候補作で、この御庭番耳目抄は
その補強作というか解説小説というか。
これだけで楽しむのはちょっと難しい。
今村翔吾/海を破る者
こちらは伊予・河野家の頭領、河野六郎通有の物語。
あっという間に読めるし、私が嫌いな「ややこしい読後感」
を持たせようとする意図 がない小説。
服部正也/ルワンダ中央銀行総裁日記
これが面白い。
丁度私が生まれた前後に、アフリカ大陸東部(中寄り)の
独立間もないルワンダに中央銀行総裁として派遣された
のが服部正也であり、彼の手記。
お雇い外国人、と言ってはいけないのだろうか
よくわからないがそんな印象を持った。
6年間その任に就き道筋をたててきた中の、いろいろな
エピソードが書かれている。
ちなみにその20年後からルワンダは紛争や虐殺、独裁
と、あまりいいイメージというかいいニュースがないような
国だが、以前そこで活躍した日本人がいたというのは初めて
知った。
実はこの本、「商社マン、エルサルバドル大使になる」
というもちょっと軽めの本を買うつもりで書店に行き
それを買うつもりで手に取った本だった。
で、未だにそのエルサルバドルの方は買ってないのだが
こっちのルワンダの方がかなり面白かったから
結果オーライである。
これで先月は13冊、今月に入って2冊の読了。
子供のころに
「1年で100冊ぐらい本が読める暮らしがしたいな」
と漠然と思っていったが、ほぼその願いは叶っている。
また、「おとなになったらレディーボーデンの大きいアイスを
1人で食べきりたいな」という願いもあって、これは
アイスを買うぐらいのおカネは手に入れたが、手に入った
ころには、そんなにアイスクリームを大量に食べたいという
気がなくなっていた。
まあ、そんなもんだろう。