the other side of SmokyGitanesCafe
それとは無関係に・・・。
 





GITANESはいつまでもよそよそしい。
それとは無関係に・・・。


お金をそこそこ借りる必要が生じたので、
それに関して以前事前の打ち合わせをしていた金融機関の
N氏に電話した。

勤め先と氏名を名乗って話し始めたのだが
どうもおかしい。
柔和で紳士的で非常に丁寧だったはずのN氏、
タメ口丸出しなのだ。

N「あ、そう。じゃあ、必要書類がいろいろとあるねえ・・・」

私「はあ・・・」

N「もうあれなの、●●という書類は手元にある?」

私「はい、それはあります。」

N「じゃあ、と・・・。あとは市役所で課税証明書と、
  印鑑証明ね、それと源泉徴収の書類と・・・で、いつごろ?」

私「えっと、ちょっと急ぐんですけど。」

N「んーー。あ、そうかあ。でも・・・」


まるで伯父と甥っ子の会話のようになってきた。
そりゃあ金を貸してもらう側だから立場も弱いんだけど、
恵んでもらう訳ではない。


私「あの、以前お会いしたSGCですけど判ってくれてます?」

N「え、と、ちょっとぉ・・・」

私「ああ、判ってないなら仕方ないですね。わかった上で
  この電話の感じなら、他の金融機関あたるけど。
  そちらには義理もあるからお声掛けしたんだが、
  大した義理でもないし。」

N「いやいやいや、ええっと・・・」


前回会った際のこと細かい様子を再現して伝えたら、
やっとSGCがどこの誰かわかった様子で、
そこから電話を切るまでの数分間は謝られっぱなしだった。



その感じでみんなに接すればいいのに。
ベテランなのに。
そこそこ偉い人なのに。




30分後その人からまた丁重なお詫び電話がかかってきた。
よっぽど「悪いことをした!」との自覚があるのだろう。



そうそう、初対面のときはそんな感じのジェントルマンだったよ、
Nさん。




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