the other side of SmokyGitanesCafe
それとは無関係に・・・。
 





GITANESを吸いに行くフリをして何度逃げたことか。
それとは無関係に・・・。

「そちら、デニム生地となっております。」

そう言いながら近づいてきたのは洋服屋のスタッフさん。

デニム生地となっている のは言われなくてもわかっている。
見えているし、触っているし。


「よかったら広げてみてください。」
とも言われる。
もちろんそうする。広げてはいけないような服など買わないし、
多分そんな服は超レアだ(ビキューナのセーターと対面したときは
ちょっと遠慮してしまったが)。

そういうアプローチの方法しかないのだろうから仕方ない。とてもよくわかる。


大体、洋服屋さんのスタッフ(販売員さん)は、若い人が多い。
客である私も、実は業界27年なので
「私が洋服屋に就職したころには、この店員さんはまだ生まれてなかっただろうなあ」
という人も多い。


そして、かなりの頻度で商品知識に乏しい店員さんと遭遇する。
仕方ないことだ。誰でも最初はそうなのだ。頑張れ と応援したい気持ちになる。


「このパンツ、ワタリはどれぐらい?」と尋ねても
「は・・・ワタリ・・・ですか?」と、通じない。
「ここの幅はどれぐらい?」と言い換えても、今度は測り方を知らない。
それも本当に仕方ないことだ。頑張れ。

彼らが悪いのではない。
教えなかった上司が悪いのだ。



頑張れ、洋服が好きだから洋服屋に就職した人たち。







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