GITANESなんて吸いながらよく忘年会に参加してたもんだ・・・。
それとは無関係に・・・。
忘年会のシーズンらしい。
私は勤める会社では、年末はそれこそ書き入れ時なので
忘年会をやっている余裕もなく、新年会は会社持ちで開催される。
入社してからもう27年ほど経過したが、会社関係の宴会の
幹事に任命されたことがほとんどないのは、私の性格の賜物でもある。
というのも、酒をそもそも飲まないから
幹事を任されてもどこにどのような店があるのかほとんど知らない。
これが致命的で、幹事など任せ様がないのである。
それでも!
20年ほど前のある季節、会社持ちで宴会をやるということになって
私の直接の上司○○次長がどういう訳か私を猛烈に幹事に指名したかったらしい。
この人物は酒が大好きでケチだった。
冗談は面白くなく、セクハラが得意で仕事が大嫌いだった。
どうして次長(そののちには部長)になれたのか、よくわからない人だった。
次長「君さあ、幹事やってくれよぉ。どこでもいいからさぁ。」
私 「あ、でもお店も知らないんで、そのへんの情報に詳しい人の方がいいと思いますよ。」
次長「いやぁ、ほんとにどこでもいいからさぁ。手配してよぉ。大丈夫だって。酒が飲めるところだったら
いいんだからさぁ。」
私「いえいえ、でもお酒を飲む人に快適に過ごしてもらえるような店知らないんですよ。
勘弁してください。」
次長「やれって言ったらやればいいんだよぉ!どこでもいいって言ってやってるのに!」
相手の声がどんどん大きくなると、こっちの声も大きくなるもんだ。
私「あ、そっすか!わっかりました!どこでもいいんですよね!」
次長「最初っからそう言ってるじゃん!」
私「わかりました!」
デスクに帰って、近くの部下の女性に
私「ちょっと電話番号調べてくれ。」
女子「はい?どこの?」
私「歩いてすぐのカプリチョーザ。」
女子「はぁ?!」
部下は次長とのやり取りが聞こえていたので、その流れにびっくりしたようだ。
女子「大丈夫なん?それで」
と言いながら女子はニヤニヤしている。
私「次長が何度も言ってたろ?『どこでもいいからさぁ』って。」
宴会当日、スタート1時間前に参加者全員(25人ほど)に行き先を発表した。
次長は激怒した。
次長「なんであそこなんだよ?!」
私「どこでもいいって何回言いましたっけ?!あの店にもワインもビールもありますよ!」
次長「他にいくらでも店はあるだろう?!」
私「どこでもいいんでしょうが?!」
次長「おい、今から変更しろ!」
私「じゃあ、幹事変わってください。当然店のキャンセルも先にやってくださいね!
二度と幹事なんてやりませんよ。いや、また幹事になったらカプリチョーザかマクドナルドでやりますから。」
元々宴会なんて好きじゃないという人も半数ぐらいいたので
その人達からはカプリチョーザという選択を絶賛された。
あまり下品な雰囲気になりようもないし、早く終わるだろうから。
その他の人たちは、いきさつをしっているもんだから
この流れ自体を楽しんでくれたようだ。
次長は部長になったあと、3年ほどして会社をクビになった。
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