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それとは無関係に・・・。
 

5月  




GITANES色のシーズンになってきた。
それとは無関係に・・・。

小学生のころ、
担任が休みで代わりに教室にやってきた教頭先生が言った。
「5月1日は何の日か知ってますか?『メーデー』っていうんですよ」

この経験がずっと後まで他の知識と結びつかなかったのは
そもそも発音(?)が悪いからなのだろう。

私同様、メイ(May 5月)デイ(day 日)を『メーデー』と聞いて覚えたら
なかなか両者が結びつかないだろう。

音でいうと、映画などで「メーデー!メーデー!メーデー!」という、危険が迫った場面で
信号を送って助けを要請する場面も観たことがある。
これもアルファベット表記ではMaydayとなっており、発音記号では「meɪ」と「deɪ」だから
メイデイなんだろう。
Wikiで調べたらヴネ・メデ(venez m'aider)=「助けに来て」からきているとのこと。
無線でそれを発するとき、教頭先生の発音で「メーデーメーデーメーデー」で通じるのだろうか。
多分無線でそれを発する局面は、私にはやってこないと思うけど(日本語で言うだろうし)。
※ちなみに、「メーデー!メーデー!メーデー!」と3回言うのはしつこいな、いや余程危機が迫ってるんだろうな
と思っていたら「3回言う」のが決まりらしい。
三度言って、その後識別信号や船舶名を三度言い、そのあとまたメーデー らしい。
今これを船で読んでいる人、念のため覚えてください。

子供のころ、メーデーの行進を見て父に
「あれは、何?」
と尋ねた記憶がある。
「あれは、働いている人が色んな意見をみんなにわかってもらうように
歩いたり旗を振ったり声を出したりしてるんやな」と教わった気がする。
「でも、みんな働いてるやろ?誰に向かって言ってるの?
みんな働いている側なのに、誰に分かって欲しいの?」
「そうやな。違う意見の人もいるから、そういう人に言うんやな。」
子供心に私は、
『大きくなって働き始めたら、あんな感じで大きい旗持ってゾロゾロ歩かないと
いけないのか・・・』とやや気落ちした。このころから団体行動が苦手だったのだ。

歩かないという自由もあることを知ったのは、しばらく後のことだった。
でも、メーデーがメイデイのことだと知ったのは、それよりもっと後のことだった。







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