東京商工リサーチ横浜支店は、神奈川県内にある企業の忘年会、
新年会の実施状況調査の結果を公表した。実施企業がコロナ禍後の
最多となる一方、宴会を労働時間とする企業もあるなど、働き方の
変化が浮き彫りになった。
中略
忘・新年会を「実施する」企業は58・6%で、調査開始以降、
右肩上がりとなっている。実施理由は「親睦を図るため」が最多で、
宴会への回帰が鮮明になった。
「コロナ禍前は実施せず、今回は実施する」企業も20・3%に上った。
同支店は、コロナ禍でリモートワークが定着したため、
「対面で交流する価値が見直されているのではないか」とみている。
一方、「宴会時間を労働時間とする」企業も10%あった。
同支店情報部の森沢章次課長は「社員の会社への帰属意識の低下と、
お金をかけてでも社員同士を交流させたい企業の狙いが交錯している」
と分析した。
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ちょうどタイムリーな話題なのだが、忘年会・新年会。
現在出欠を問われているが態度を保留していう最中なのだ。
もともと私は職場の宴会が嫌いで、それは私自身がまったく酒を飲まない
ことと、好んで飲む奴らが酔ってしまった以降、本当にいつもいつも
面白くないからである。
「無礼講」などと言うが、この世に無礼講など存在しない。
少なくとも部下が上司に無礼をはたらくことが通るなんてことはない。
絶対にない。
逆に上司が部下に対して、いつにも増して無礼になるのは許される。
普段は多少控えているが、酒を飲んだら「何を言っても許される。
なぜなら私は上司で相手が部下で、そして酒の席だから。」という
ことなのだ。
入社してから30年以上も経つと立場も変わる。私が現在そういう席に
出たとしても、ほぼ上司はいない。はっきり言って部下ばかりである。
「上司が何人もいる宴会、仕事場の延長としか思えない宴会なんて楽しいかあ?」
という考えは今でも変わっていないが、自分自身が「お前らがいるから
楽しくないのだよ!」と思われる側なのである。つまり楽しいわけが
ないのだ。これには多分反論できないだろう。
だって、くじ引きで決まって仕方なく私の前に座った若い衆など
ちょっとだけ料理を摘まんで、あとは大量に残っていようとどうしようと
早々にまったく箸をつけなくなり、酒を飲むでもなく(これは嗜好
だから仕方ない)ほぼ自分からは喋らない。盛り上げるべく喋るのは
こちらの仕事で、「ほら遠慮しないで」とか、「飲み物ないね」とか
気を遣うのはこちらの仕事であるらしい。
ね?
若い頃も楽しくなかったが、オヤジになっても違う意味で楽しくも
なんともないのである。
いろいろ事情もあるだろう。中間に位置する管理職からは
「会社の宴会は業務の一環だ」という有言無言の圧力もあるらしいし
無礼講とまではいかないが、ちょっと弾けただけでも後でいろいろな
説教を食らうのではないか、そんなことならあまりしゃべらず
ただ時間が過ぎるのを待とう・と考えるやつがいてもおかしくない。
いや普段からそういうスタイルで業務にあたっている部署も
あるのだろう。つまらん。
新聞記事によると、4割ほどの会社では忘年会新年会をやらないという。
また1割の企業が「宴会時間を労働時間とする」というから、結局みんな
「宴会って、仕事だよね」と思っている証拠だ。
ならば無礼講などなくて当然である。
そもそも、「酒に酔った失態、暴言失言、態度」は、酒の上でのことだから
と無理やり許さなければならないという集団圧力がかかっているだけで
本心は許されていない。少なくとも、「許されるかもしれないが、
決して忘れてくれない」のである。
というような次第で、なあ。
本当の意味での自由参加にすればいいのに。でも「じゃあ私、
行きませんので。」と先輩や上司に正面から言える人間も稀有だ。
だから先陣を切って「上司の私は辞退します」と言うべきかもなあ
と考えている今日この頃である。