the other side of SmokyGitanesCafe
それとは無関係に・・・。
 





GITANESがあれば待ち時間も早く過ぎるのに。
それとは無関係に・・・。

どうも最近背中にハリがあって、自分では
これは夜中に胡坐の状態で何時間も座っているから
と思い当たるものの、それが思い当たったとしても
状態は良くもならないだろうからと、出勤時に
自宅から近い整形外科クリニックへ立ち寄った。

待合は満員状態。
しかし私は本さえあれば半日でも待っていられるのだ。
幸い3分の1ぐらい読み進めていた宮城谷昌光・湖底の城1
があったので、それをバッグに入れている。

つもりだったのに、バッグに入っていたのは第2巻。
1巻がまだまだ途中なのになんで2巻やねん!
と自分に怒りを覚えつつも、壁や向かいのおじいさんおばあさん
の顔を見ながら過ごすのは無理なので、致し方なく
第2巻を読み始める。
昨日まで読んでいた第1巻では「お前ちょっと怪しいヤツ
だったのに、実はそうでもなかったんか?!」
などと登場人物に話しかけながら(もちろん声には出していない)
とにかく読む。

受付から1時間経ってようやく診察室に呼ばれる。
それからレントゲン、また診察。
とにかく姿勢が悪い、それで毎日胡坐3時間などと
修行じゃあるまいしと医師に呆れられた。
漢方の痛み止めを処方され、階上のリハビリ施設へ
行くように指示された。

さて7,8年前にも原因がよくわからないまま
右脚付け根後方が痛くなった時にもこの病院と
リハビリ施設にお世話になった。
そのときの女性理学療法士の方が今回も担当になった。
結構細かった眉が印象的だったので、顔を見たとたん
「あ、前の人だ!」と思い出したのだが、先方も
「お久しぶりです。まだ自転車のトレーニングされて
ますか?」と、2回目の利用だと把握していた。
まあカルテを見たからわかったんだろうが。

この人にあちこちの部位を押したり引っ張ったりされて
『ああ、前回もこんな感じだったなあ』と思い出す。
自分でできるストレッチの方法を何種類か教えてもらう。
最後に脚を抱えられて思い切りモモ裏やふくらはぎを
伸ばす運動を施され、それはつまり膝を反対に曲げようと
するほどの施術なのだが、人間のヒザはそっちには
曲がらないのだ、鶴じゃないんだから!
と思うほどキツイ。
で、そのときに彼女が「前回はこの運動のときに
『フラミンゴじゃないんだからそっちに曲がらないですよ』
と仰ってましたよ」
と言われた。
どうやら私はフラミンゴが鶴に置き換わっただけで
あまり成長しない人間なんだなと再確認した。


いやしかし、まさかカルテに「フラミンゴ云々」と
書いていた訳でもないだろうし、やはり覚えられて
いたのだろうか。
さすが接客業、恐るべし。しかしそっちに曲がらない

と思った。


と思った  で終わることなんて珍しい。




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