GITANESは読書のお供。
それとは無関係に・・・。
幅広く併読し過ぎているせいで
読了の数が増えない日々。
それでも何冊かは読んだ。
和田誠/わたくし大画報
和田誠といえば私も好きだったイラストレーター
だが、最近では平野レミの夫という方が伝わる人も
多いだろう。
令和元年に亡くなったが、1982年著作の復刻版
とのこと。
広告の世界にもいた人物だからか、文章も伝わりやすい。
もちろんイラストも愉しい。
山田詠美/ぼくは勉強ができない
久しぶりに読んだ山田詠美の小説。
まったく共感できない高校生の主人公だった。
しかし番外編・あとがき・解説と呼んでいくと
まあそうかも知れないな というような感情も
湧かなくもない。
買おうかどうしようか、読もうかどうしようかと
考え、アマゾンの欲しいものリストにも入れていたのだが
「新潮文庫の100冊2024」に入ったので
買った次第。
宮城谷昌光/草原の風 上・中
また読み始めてしまった宮城谷昌光。
今度は劉秀・光武帝の物語。光武帝だから
後漢時代、紀元10年ごろからのことを書いたもの。
2000年後にも「あんなことがあってこんなことがあった」
と伝えられるというのは、文字というのは本当に
それ以上ないほどの発明だったと言い切れる。
武田百合子/日日雑記
富士日記の武田百合子。夫が亡くなったあとの
日々の雑記。
時折この人は汚い話もそれほど加工しないで書いてしまう。
その部分が大嫌いだから少しだけ飛ばしながら読む。
それでも十分に面白い。
ただし、肝心の「富士日記」は未だに読んでいない。
というような読書生活だった。
ということで5冊読み終えて6冊買ったから
結局未読は減らないどころか増えている始末である。