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それとは無関係に・・・。
 



GITANESを休止して長いのだが
いつでも吸えるぞ。
それとは無関係に・・・。

病院へ行ってきたというような記事がここ最近増えていた。
それは「腰が痛い」「背中が痛い」の症状からスタートした
(第2583話参照)。
外科に行ってリハビリ科でも施術を受け、自分でできるストレッチ
のやり方もいくつか教えてもらったが痛みがなかなか収まらない。
ちょっとはマシになったかなと思っても、次の日にはまた
痛いという状況が続いていた。
で、周囲の人々が口々に
「背中が痛いっていうのはコワいですよ」
「内臓の問題と違いますか?」
「あの人もあの人も結局内臓でしたよねー」
と脅す。
計5人が脅かしてきた。
5人もの人に口々に脅されるとさすがに
「じゃあ内科へも行っとくか」と思うものだ。
近所の総合病院へ行った。
「先生、腰と背中が痛いのは、きっと内臓のせいだろうと
周りの者が言うんですが。」
と問うと、
「腰と背中が痛い場合は、腰や背中が悪いことの方が
圧倒的に多いけどね」
と物凄く真っ当な回答があった。
「ではあるものの、気になっているのでしょうから
一度まずはCT撮ってみましょう」と、単純CTを撮った。
それをもとにまた診察。
「うーん、膵臓なあ・・・。この部分がそうですけども、
まあ何かある状態ではあるなあ・・・。私はこれが変なもの
とは思わないんだけど、まあ水とか。
あ、腎臓にもちょっと何か写ってるね、これね。
うん、これもまあ多分問題ないと思うけどなあ。
膵臓はね、直接観察できないから超音波内視鏡というのが
医大病院にあるから、気になるなら紹介状いつでも書くよ」
「そう言われて気にならない人もいないですよね」
「そりゃあそうですな」
「じゃあ書いてください」
「書きましょう」
ということで医大病院を紹介された。その様子は
第2597話に詳しく書いた。

「それではそういうことで、紹介状を書きます」
「お願いします」というやり取りが終わり、一旦診察室を
出て待合で座っていたら看護師さんが近づいてくる。
「SGCさん、先生がもう一度診察室へ来てくださいと
呼んでます」とのこと。
なんだろう、と診察室へ入るとCTの画像を先生が見ていた。
「あ、呼び戻してごめんなさいね」
「いえいえ。何かありましたか?」
「いやね、CT画像をザっと見直してたんだけど、ここ、
これね、大腸なんですけどね」
「はい?」
「ここね、ちょっと気になって。」
「え?」
「ここ、この壁のところが他の部分より明らかに厚く
写ってるんですよ。多分ね、たまたまそういう動きをしたときに
撮影したからか、もともとちょっと厚いのかってことだとは
思うんだけど・・・」
「はいはい」
「これね、他の人のCT画像。でここ、大腸の壁がごっつく
なってるんだけど、この人は大腸がんだった。」
「お・・・」
「今まで健康診断とかで『潜血』とかの診断はなかった?」
「一度もないですね」
「じゃあやっぱりたまたまか。うん。あのこれはウチでも
検査できるから気になったらまた来てね」
「わかりました。とりあえず医大病院の方が片付いたら
考えます」
「うん、ほんとに『違ったらごめんね』と言うしかないけどね」
「わかりました」
というやり取りがあった。

前に書いたように医大病院では膵臓も腎臓も異常なく
ついでに食道・胃、胆のう胆管なども問題はないということが
わかり、ついでに鎮静剤が非常に効きやすい体質で
検査後2時間の記憶が残らないほどだということもわかった
(第2595話)。

そっちが全て片付いたので、あらためて最初の病院へ
行き、大腸検査を依頼していた。
18日が検査だった。

まず前日の夜20時以降は絶食。
21時に、コップ1杯の水に数ミリリットルの下剤をまぜ
飲めとの指示。
この下剤はまったく効果なかった。
当日は朝7時から下剤入りの水2リットルを15回に分け
飲み切れ という指示。
これがなかなか辛かった。
うすーい味なのにしつこい。それほど気にならない味なのに
ずっと嫌な味。コクも切れもないしさっぱりもしていない。
「物凄く小声の人の話す内容が、実はすごいことを言っている
のかと思ったらまったくつまらなかった」
というような味なのだ。

なんとか飲み切り体内もきれいにして病院へ。
へんなものを着せられ検査室へ。
今回も鎮静剤を希望していた。眠っている間にやってもらう
方が間違いなく気楽なのだ。
まず点滴を打たれる。この針が痛い。針を抜いたあとの
プラスチック管がずっと刺さっている状態も痛い。
しかしこれを嫌がると鎮静剤を投与できないのだから
我慢するしかないのだ。

何度か本人確認をされいよいよ検査。
鎮静剤がまったく利かなかった。なんでやねん。

仮眠のベッドに一応車いすで運ばれ身体を横たえたのも
すべて覚えている。ここから規則により1時間程度
横たわっていなければならない。
手首にはまだプラスチック管が刺さり、生理食塩水を
点滴されているから寝返りも打てない。
隣のベッドの男性、私の直前に検査を受けた高梨氏
(知らんおっさん)は軽いいびきをかいていて
羨ましいほど気持ちよさそうなのに、私はただ白い天井を
見続けている。
15分おきに看護師さんが様子を見に来るのだが
思いっきり目が合う。
「あ!眠れません?」
「検査中もずっと起きてましたけど」
「あら、クスリ足りなかったかしら」
「そうみたいですよ」
「まあ、ゆっくりしてください」

高梨氏(知らんおっさん)は私よりも20分ほどはやく
検査していたらしい。だからさっきの看護師さんがまず
高梨氏を起こしに来た。
で、
「SGCさん、どうします?まだあと20分ほどあるんですが」
「もう退屈だから慎重に起きて待合で座ってます」
「あ、じゃあ起きましょうね」


ほどなくして診察室へ呼ばれた。あの先生がいる。
「ああSGCさん、こちらへ」
まだ座らない内に
「異常ないです。まったくないです。」
呆気なかった。
「どれぐらい異常なかったかというと、次に健康診断で
『潜血・要再検査』と言われても検査しなくてもいいほど
異常ないです。まあ3年は大丈夫かな。何もなかったのに
検査になってしまって、ごめんと言うしかないなあ」
「いやいや、ありがたいことです」


鎮静剤を投与されているので自分では運転できない。
クルマに乗せてもらい帰路。
ローソンに立ち寄り大きいシュークリームを買った。
はっきりした味の食べ物はやっぱり美味い。








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