GITANESは炎天下で吸おうと極寒の地で吸おうと
まずい。
それとは無関係に・・・。
家人から「日が暮れたら雑草抜き・刈りをしてほしい」
と命ぜられた。
「雑草と言う名の植物はない!」なんて抵抗しても無駄だし
日が暮れてからと言われても、日が暮れるまでの時間ずっと
「ああ、夕方には重労働が待ってるんだなあ・・・」と
思いながら過ごさなければならない。
じゃあもう思い切って今から(午前10時)からやろう!
と思い立った次第。
まず道具がなければ始まらない。
腰をかがめて草を一本ずつ引き抜くというような働き方は
しない。そんなことをするとまた腰や背中を痛めて
周囲の者たちに
「腰とか背中が痛いのは、きっと内臓が悪いんですよ」
なんて言われて、また全身検査を受ける事態になってしまう。
長い柄のついた、雑草の根を掘り起こす道具を用意、
植木ハサミも用意した。
それを北面の庭に運ぶ。
あ、電動草刈り機を忘れた。また物置に取りに行き
それも運ぶ。
あ、シャベルも要るんではないか、とそれも運ぶ。
あ、軍手忘れた、あ、タオル忘れた
とそのたびにウロウロし、とうとう作業が始まる前に
麻の白シャツは汗だくスケスケになってしまった。
ちなみに麻シャツを選んだのは乾くのが速いからで、
休憩などをしている間に少し乾くのではないかという
希望的観測に賭けたのである(少し乾くような生易しい
量の汗ではなかったが)。
ここで大汗をかいているのだから早速水分補給の必要がある。
冷蔵庫の前に移動し水を飲む。
刈り取った草を入れるためのごみ袋、隣家の身内に
熊手を借りに行き、もうへとへとになった。
まだ10時30分、作業前である。
ここからの作業は特に書くこともない。
草がある・刈る、草がある・刈る、草だ・刈る、草だ・刈る、
根を掘り起こす、石をどける、草を袋に入れる入れる入れる。
ただそれだけの作業を続ける。
たまに冷蔵庫の前に移動し水を飲む。
水は合計3L飲んだ。
大腸検査の当日早朝から「下剤を2L飲みなさい」という
ミッションに従うのはなかなか困難を極めたが、草刈りなら
水3L飲むぐらいのことは何のことはないのだ(下剤入りなら
またちょっと事情は変わる可能性がある)。
ついでに南の方の庭でも作業して13時頃作業終了。
麦わら帽子を被り、白い麻シャツの襟を立て、長ズボンに長靴、
軍手という格好で作業したが、いろんなところが日焼けした。
すぐにシャワー。
地球上でもっとも硬い物質である「あずきバー」を一本食べ
また冷水と麦茶を飲んだ。
外で2時間ほど用事を済ませ、そこからは干からびたトカゲの
ように昼寝した。
目が覚めたらもう全身の筋肉痛が始まっていた。
夏ですね。