GITANES休止から随分経ったけど、
書き出しはこれが便利。
それとは無関係に・・・。
あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願い申し上げます。
という内容が新年一発目の更新だというサイト、ブログが多く
「なんや、それだけかい?」と思うことが昔からたびたびあったので
SGCではそんなことはしないぞ、と言いたいところではあるが
本当に書くことがなくて日々四苦八苦している状態なのである。
これで課金サイトなら無理やりにでもひねり出して書くのだろうけど
一銭にもならんのになあ、と半ば自分を信じられない面持ちで
眺めているような状態だ。まあ何かしら書こう。
会社の同僚で「今年が年男」と言う人がいた。
ということは蛇(巳)年生まれだ。
巳 というのは「止む」ことを指す文字だとのことだ。
巳 を蛇にあてたのは誰のセンスかは知らないが、見た目そのままで
非常にうまくマッチした文字だと思う。
蛇を身体に喜んで巻き付けたり、ペットとして購入し甲斐甲斐しく
世話をやく趣味の人も少なくないようだが、個人的にはどうも
蛇とは友達になれなさそうな気しかしない。
形状もそうだし動きも馴染めないし、毒をもっているじゃなかろうか
という警戒心もあり、そもそも蛇と疎遠でも人生ではまったく困らない
から「まったく縁のない生き物の筆頭格」なのだが、それらの理由に
加えて、どうやら私は「蛇の顔が嫌い」であるらしい。
そのまた理由は簡単なことで『白目がないから』だろう。
「目が全部黒い」って、なかなか恐ろしいことではないですか?
いや、全部白いよりはいいではないかという気もするが、
全部黒も不気味だ。
漫画などによく描かれるように、少しでもいいから白目もあれば
もうちょっと可愛がられていたはずなのである。
まったく話し合いの余地がないあの目のせいだ。
椎名誠はサメについて同じようなことを書いていた気がするが
蛇もいやだ。まだオオカミとか熊の方が、顔のビジュアルだけで言うと
「こんな出会いでなければひょっとして打ち解けられた?」なんて
勘違いもしやすそう(熊なんて実際どうやっても友達になれない)。
ということでその、話し合いができそうにない「蛇」が今年の
主役だ。
なるべく気にしないでおこう。
元日には近所の、ちょっと大きい神社に。
行列は長く遅々として進まず、すべての感情のスイッチを切って
おとなしく順番が来るのを待つ。
やっと門までたどり着き、ようやく拝殿の様子が見える。
そこで毎年毎年同じの光景が見えた。
拝殿にはもともと正面と右左に賽銭箱が置かれているにも関わらず、
行列はそのセンターに向かっていて、雰囲気的にはその行列を
はみ出すことを許さない空気に満ちていた。
なんで皆、センターに置かれた賽銭箱の場所以外は「ないこと」
になっているのだろうか。拝殿の中心だけではなく、右の場所でも
左の賽銭箱のところでも同じだろうに。
あと数列で順番が来る位置まで進んだところで、すっと行列の
左側に抜け、無人の「左側拝礼場所」に進み、じゃらじゃらじゃら
と賽銭を落とし入れ、二礼二拍手一礼で回れ右して戻った。
まだおとなしく順番を待つ人たちからは「あ、あれってアリ?」
という視線も横目で感じたが、アリに決まっている。何のための
賽銭箱なのか。
たいやきを買って帰った。
薄味だった。
ということで、今年も書きますよ。