GITANESはどう考えても、長さも太さもおかしい。
それとは無関係に・・・。
20年ほど前に買ったベルトがあって、転居を挟んでも
ずっとクローゼットのベルト置き場に鎮座している。
鎮座だけしていて、まったく使わない。
その理由は
「微妙に太い」からである。
別に、微妙な太さの問題だけなら使用してもいいのだが
問題は
「どんなパンツのベルトループより、ちょっと太い」
のである。
スーツでもジーパンでも軍パンでも、「ループよりちょっと太い」
のだ。
それも、無理すれば入るほどの微妙加減。
ちょっと指で反らせておいて、ぐいっと腕力で引っ張れば
入らないこともない。
しかし、これではとくにウール系のパンツなどの場合は
確実にループが傷んでしまうだろう。
脱いでからも、ぐいっと力をこめて引き抜く作業が必要だ。
このベルトを有効に使おうとするなら、ズボンを穿いた後
ループなんか通さずに、ぐるっと腰に廻して強引に
留めてしまうしかない。
しかしそうなると、右も左も後ろ右も後ろ左もポケットが
使えなくなる。
いやポケットの使用に干渉しない位置まで上げればいいでは
ないかと思うかもしれないが、そんなに上部に巻いたなら
何かの拍子にベルトは腹の方にせり上がり、結局は何の役にも
やっていない革の腹帯を巻いているオヤジになってしまう。
どうしてGAPはあんなのを作ったんだろうと、今でも
たまにそのベルトを手に取って暫し眺めている。
眺めるだけで使用することはない。だって、太いもの。
ちなみに、その頃GAPで買ったパンツのループよりも
太かったような記憶がある。
ちゃんと使おうとするならもうあとは鑿や鉋で削って細く
するしかないのだが、そこまでしてなあ・・・
と面倒だから毎度毎度諦める。
そして今日も微妙に太いベルトはクローゼットに鎮座していて、
おそらく2024年も使用機会なしに終わるだろう。
アウトレットで買ったから多分1000円台だったから
そんなに悔しさはないのだが。
あ、使いにくいからアウトレットに流れたのか。