GITANESのリネンは「ご勝手に」である。
それとは無関係に・・・。
会社のオーナーではないので、企業理念を決める立場にない。
それでも部門の「運営(経営)理念」ぐらいは決める必要が
あるのかも知れない。
というのも、自社自部門の連中が他社の人と話をしたときに
なにかの拍子に企業理念の話になり、それを問われると答えに
詰まるらしいから である。
で、先日連中と飯を食っているときに「じゃあ、何にしようか」
と尋ねても、ロクな案が出てこない。
しまいには大喜利になっていく始末。
私は「やる気と運と利益率」がいいと思うのだが、誰も賛同
してくれないだろう。
そう簡単にコロコロ変えられるものではないだけに、なかなか
決められない。それほどリネンは難しい。
ちょっとニュアンスは違うが、よく「●ヵ年計画」というフレーズが
用いられるが、あれはほとんどの場合インチキである。
私が勤める会社に以前在籍していた某氏も
「3年計画で事業を立て直す!」と言い切り、「じゃあどんな3年計画?」
と尋ねると
「それはこれから決める!」ときっぱり言い放った。
究極のインチキであるが、それが本気なのだから恐ろしい。
私が気に入っている小話で、王と囚人の話がある。
今にも処刑されそうになっている囚人が、王に話をもちかける。
もし処刑を1年延ばしてくれたら、その間に王様の愛馬に言葉を
教え込み、喋れるようにしてみせます
という。
それを聞いた王は
「おもしろい。では1年の猶予をやろう」と、執行の延期を決める。
王の側近は王に言う
「そんなことができる訳がないのに。」
王は言う。
「どんなつもりなのか見てやるだけだ。それに、処刑が1年
延びるだけではないか」
執行を1年延期してもらった囚人に、ある人が尋ねる。
「あれでは1年だけ命拾いしただけではないか。どうするつもりだ?」
囚人は平然と答える。
可能性は4つある。
一つは、1年の間に王が先に死んでしまうかもしれない
2つめ、1年の間に私が病気で死んでしまうかもしれない
3つめ、1年の間に馬が死ぬかも知れない
そして最後に、馬が本当に喋れるようになるかもしれない
「●ヵ年計画だ」という人の多くは、この小話のように
「●年の間になんとかなるかも」と先送りしているだけである。
●ヵ年計画の類は理念と密接な関係がある。
どうしようか。
| Trackback ( 0 )
|