13日の記事で小笠原諸島の福徳岡ノ場で海底火山噴火に伴う噴煙の気象衛星画像を紹介しました。それに関連して、本日、噴火情報に関する発表が気象庁のHPに掲載されていたので紹介します。以下が報道発表資料です。
福徳岡ノ場では噴火活動が継続中で、直径約1kmの馬蹄型の新島が確認されたようです。ベースサージ(横なぐりの噴煙)という現象、初めて知りました。海上保安庁の観測によるとのことなので、海上保安庁のHPを調べてみたところ、昨日、新島を確認したとの発表が掲載されていました。
新島の出現は昭和61年以来35年ぶりのことのようです。海上保安庁の発表資料に観測された写真が添付されていたので紹介しておきます。冒頭の写真(図1)は、南硫黄島と今回の噴火で出現した新島の様子です。
図2は今も続く噴火の様子。
図3は噴火がおさまったときに撮影された新島の状況。馬蹄型の島が確認されます。今後の噴火や新島の状況から目が離せません。近くの南硫黄島のようにある程度の高さになれば、波に削られて消滅することもなくなり、新島出現となりそうです。