日本列島には前線が停滞し、九州地方や広島県では記録的な豪雨に見舞われています。天気図を見ると太平洋高気圧とオホーツク海高気圧の勢力が拮抗し日本付近に梅雨前線が停滞する梅雨末期のような気圧配置となっています。本州の南から湿舌が流れ込み、西日本を中心に前線が活発化。線状降水帯も発生し記録的な大雨となっています。来週中旬まで同じような気圧配置が続く予想となっているため、被害の拡大が心配されます。
一方、欧州や北アフリカで記録的な熱波に見舞われ、極度の乾燥や森林火災の影響が深刻化しています。世界各地で発生する異常気象は地球温暖化の影響と考えられていて、今後も世界各地で数十年に一度の極端な気象災害が頻発する懸念があります。
さて、夕方気象衛星の画像を見ていたところ、小笠原付近で火山噴火に伴う噴煙が見られました。ネットで調べてみると、今日の午前に小笠原諸島の福徳岡ノ場で海底火山が噴火したそうです。
こちらは正午の画像。既に噴煙が西に流れています。
朝7時。噴火が始まっています。
朝6時の画像。この時点では噴煙は見えていません。6時30分の画像から白い噴煙が見え始めていましたので、6時から6時30分の間に噴火したようです。
18時の画像では噴煙がかなり広範囲に流れています。相当噴煙が高くまで上がっている様子です。海底火山ということは新島が出現するかもしれません。今後の噴火状況に注目です。