寒かった昨年に比べると、今年は季節の歩みが非常に早くなっています。昨日までの冬型の気圧配置は一時的なもので、今日は春の陽気が戻ってきました。八王子では最低気温0.3℃とこの時期らしい冷え込みになりましたが、日中はぽかぽか陽気で16.2℃まで気温が上がっています。この1週間で庭の草花も一気に咲き始めました。
今日の午前中は、自宅の車を定期点検に出しました。花粉がこびり付いていたので、ついでに洗車もお願いしたため(有料です)、少し空き時間ができました。その間にめじろ台から片倉まで歩いて、片倉城跡公園のスプリングエフェメラルの様子を見に行ってきました。
小比企町の農場から遠望する富士山。久しぶりに姿を見ました。
湯殿川沿いに歩いて公園に入り、まずは奥の沢へ向かいます。何やら皆さん揃って撮影中のようです。なんだろう。。。
あっ、ミスミソウですね。10年以上前に誰かが種を蒔いて以来、公園内のあちらこちらで毎年咲くようになりました。個人的には全く興味がありません。毎年種がこぼれて花数が多くなっている印象。
奥の沢ではキツネノカミソリの芽がどんどん成長して緑色に染まってきました。
沢の日当たりの良い場所ではアズマイチゲが咲き始めています。花が開きかけているところで、太陽をいっぱい浴びる午後には全て開花しそうです。
今週の暖かさでカタクリの葉が出てきました。来週には花芽が出て開花する株も現れそうです。今年は異常に早い印象です。
奥の沢から片倉沢へ向かいます。期待していた福寿草は全て終わってました。
セツブンソウの群生地では、まだ花が咲き残っていました。
そして、驚いたことに、早くもカイコバイモが開花していました。ざっと見たところ6輪開花していて、蕾を入れると10輪近く確認できました。数m離れた斜面に自生しているのでズーム撮影です。もちろん立入禁止です。
コンデジで超ズーム。
昨年は3月12日に訪れた時に、ようやく蕾が開きかけていたので、今年は1週間ほど早まっています。
彫刻広場の様子。例年、カイコバイモが咲き始める頃には木々が淡く色づき始めているので、今年は草花の歩みが先行しているのでしょうか。
はす沼近くの湿地では一輪アズマイチゲが開花していました
ちょっとだけ目の高さを変えてもう一枚。奥の沢では10m以上離れた場所から眺めるため双眼鏡が必要ですが、ここでは間近に早春の花を観察することができます。
公園に隣接する日当たりの良い民家の庭では、カタクリの葉が増えてきました。このまま春の陽気が続くと、来週末には開花しそうです。
公園入口のバイモも芽が伸びてきました。
時間が無くなってきたので、帰りは片倉城跡公園駅から電車を利用。高台の駅から見る富士山と丹沢
大室山と富士山をズーム。手前の煙突は館町の清掃工場でしょう
高尾山トレインに2駅乗り、めじろ台駅で下車。高尾山トレインは冬そばのHMを掲出していました。