昨日の三ツ峠登山の一番の出来事は、天上山近くでサルの群れに遭遇したことです。尾根伝いに登山道を歩いていると、何やらガサガサと右の方面(西側)から音が聞こえてきます。人がいるにしては数が多すぎるような。何だろう?と思い音がする方向へ斜面を下っていくと、そこには猿の群れが。。。こちらの音に気付いたのか、一目散に逃げ始めました。それにしても物凄い数。ざっと見た感じ20匹以上はいるでしょうか。暫く猿の移動を追いかけてみました。
じっとこちらを見ているのはボス猿か親猿でしょう。距離にして20m以上離れています。その前を小さな猿が次から次へと横切っていきます。突然、斜面の上(後方)を駆けていく猿の群れも発見。逃げ遅れたのか、ルートを変更したようです。
高尾山近辺でも日影沢で何度か猿に遭遇したことがありますが、たいていは数匹程度の群れでした。このように動物園にいるかのような大群に出会ったのは初めての経験です。
さて、今回の登山の目的は春の草花の観察です。麓の三つ峠駅付近は八重桜が満開。すっかり春という印象ですが、標高が上がるにつれてアオイスミレやタチツボスミレの数が徐々に減っていきます。暫く続いた赤松林に混ざり広葉樹が現われ始める標高1000m~1300mあたりではやっと木々が芽吹き初めたところです。写真左はイヌブナの新芽です。写真右はダンコウバイでしょうか。天上山へ向う尾根道でも沢山見かけました。
標高が1500m以上になるとまだ冬の装いで花の姿は全く見かけませんが、登山道のいたるところでこのような葉っぱを見かけました。標高が少し下がった日当りの良いところでは花芽が育っているみたいでしたが、一体どのような花が咲くのでしょうか。高尾山付近では見かけない草花です。開運山の北側に電波塔があり、そこから御巣鷹山にかけての一帯では高山植物らしい花芽が沢山観察できました。あと一ヶ月もすると、この辺りは高山植物で埋め尽くされることでしょう。
木無山から南へかけては尾根沿いの道を徐々に下っていきます。暫くは気持ちの良い草原が続き、その後広葉樹林帯が現われます。広葉樹の木々はまだ裸で、高尾山近辺でいえば3月上旬のイメージでしょうか。それでも標高1582m地点を過ぎる頃から周囲には春の兆しが見え始めます。
道端に可愛い花を発見しました。花弁や葉っぱが細く、花ビラが5枚あります。帰宅後インターネットで調べてみたところ、ヒナワチガイソウ(雛輪違草)と呼ぶそうです。
すぐ近くに、花弁が7枚の似たような花を見つけました。いずれもそれほど個体数は多くありませんが、距離にして数百mのエリアでまとまって見かけました。こちらはヒゲネワチガイソウ(髭根輪違草)と言うそうです。
ピンク色のミツバツツジも咲き始めています。
ヒナスミレ(写真左)やアケボノスミレ(写真右)が同時期に見られるのもうれしいですね。
写真左は猿を追いかけた草むらで発見しました。これからどのような花が咲くのでしょうか。写真右はヤブレガサの若葉。まだ絹毛におおわれ、まさに傘が開くところです。
あいにくの天気で眺望に恵まれなかった三ツ峠登山ですが、お猿さんの群れにも会えたし、春の草花を楽しむことができました。いつもは高尾山近辺をウロウロしているのですが、たまには昨日のように遠くで出かけてみると新たな発見があり、再び訪れてみたくなるものです。
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じっとこちらを見ているのはボス猿か親猿でしょう。距離にして20m以上離れています。その前を小さな猿が次から次へと横切っていきます。突然、斜面の上(後方)を駆けていく猿の群れも発見。逃げ遅れたのか、ルートを変更したようです。
高尾山近辺でも日影沢で何度か猿に遭遇したことがありますが、たいていは数匹程度の群れでした。このように動物園にいるかのような大群に出会ったのは初めての経験です。
さて、今回の登山の目的は春の草花の観察です。麓の三つ峠駅付近は八重桜が満開。すっかり春という印象ですが、標高が上がるにつれてアオイスミレやタチツボスミレの数が徐々に減っていきます。暫く続いた赤松林に混ざり広葉樹が現われ始める標高1000m~1300mあたりではやっと木々が芽吹き初めたところです。写真左はイヌブナの新芽です。写真右はダンコウバイでしょうか。天上山へ向う尾根道でも沢山見かけました。
標高が1500m以上になるとまだ冬の装いで花の姿は全く見かけませんが、登山道のいたるところでこのような葉っぱを見かけました。標高が少し下がった日当りの良いところでは花芽が育っているみたいでしたが、一体どのような花が咲くのでしょうか。高尾山付近では見かけない草花です。開運山の北側に電波塔があり、そこから御巣鷹山にかけての一帯では高山植物らしい花芽が沢山観察できました。あと一ヶ月もすると、この辺りは高山植物で埋め尽くされることでしょう。
木無山から南へかけては尾根沿いの道を徐々に下っていきます。暫くは気持ちの良い草原が続き、その後広葉樹林帯が現われます。広葉樹の木々はまだ裸で、高尾山近辺でいえば3月上旬のイメージでしょうか。それでも標高1582m地点を過ぎる頃から周囲には春の兆しが見え始めます。
道端に可愛い花を発見しました。花弁や葉っぱが細く、花ビラが5枚あります。帰宅後インターネットで調べてみたところ、ヒナワチガイソウ(雛輪違草)と呼ぶそうです。
すぐ近くに、花弁が7枚の似たような花を見つけました。いずれもそれほど個体数は多くありませんが、距離にして数百mのエリアでまとまって見かけました。こちらはヒゲネワチガイソウ(髭根輪違草)と言うそうです。
ピンク色のミツバツツジも咲き始めています。
ヒナスミレ(写真左)やアケボノスミレ(写真右)が同時期に見られるのもうれしいですね。
写真左は猿を追いかけた草むらで発見しました。これからどのような花が咲くのでしょうか。写真右はヤブレガサの若葉。まだ絹毛におおわれ、まさに傘が開くところです。
あいにくの天気で眺望に恵まれなかった三ツ峠登山ですが、お猿さんの群れにも会えたし、春の草花を楽しむことができました。いつもは高尾山近辺をウロウロしているのですが、たまには昨日のように遠くで出かけてみると新たな発見があり、再び訪れてみたくなるものです。
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