GWが終わってしまいましたが、今日は会社がお休みなのでどこか手軽な登山へ行きたくなり、山梨県の三ツ峠を登ってきました。三ツ峠は都留市、西桂町、富士河口湖町の境界にある標高1786m の山ですが、河口湖からバスを利用すると比較的簡単に山頂に上ることができるようです。今日は平日で登山バスが運行されていないため、富士急の三つ峠駅から一気に山頂を目指し(標高差1176m)、帰りは天上山経由で河口湖駅へ下るコースを利用しました。
麓の三つ峠駅へは大月から富士急で約30分。8時45分に到着しました。歩いて15分ほどで町営三ツ峠グリーンセンターに到着。登山案内図を見るとかなり険しそうな山道になりそうです。しかも、正面に見えるはずの三ツ峠は雲の中です。
グリーンセンターから舗装道路を30分ほど登ると達磨石(だるまいし)に到着。この登山道には三ツ峠が「信仰の山」だった面影が残り、達磨石は代表との説明です。達磨に良く似た形の石碑に梵字が刻まれています。石碑は高さ、幅共に約180センチで大きな一枚岩の上に座っています。どうやって巨石をここまで運んできたのだろう・・
達磨石から先は本格的な登山コースとなります。赤松が多く日差しはほとんど差し込みません。暫くジグザグ道を進むと、左手に突然富士山が現われます。ベンチも用意されているので少し休憩したところ、雲が切れて雄大な姿が見えてきました。今日は湿度の高い南風が入っているため雲が発達しやすく、これが本日最後の富士山になってしまいました。
更に急な登り坂を進んでいきますが、アオイスミレやタチツボスミレが咲き乱れ、木漏れ日も爽やかです。標高1000mを超えるあたりからは広葉樹も混ざり始め山ツツジの姿もちらほら。馬返し、不二石の標識を過ぎて暫く登ると八十八大師に到着します。そこには沢山のお地蔵さんの姿が・・・説明によると現在81体が数えられ仏像の顔は全て異なっているそうです。三ツ峠は信仰の山なのですね。
さて八十八大師を過ぎるといよいよ正面に山頂が見えてきます。三つのコブコブの真ん中が目指す開運山(三ツ峠山)です。登山路は左側のコブ(屏風岩)の下を回り込んで高度を上げていきます。
屏風岩はロッククライミングのメッカのようですが、今日はロッククライマーの姿を見かけませんでした。このあたり道幅が狭く左側は断崖絶壁。昨年登った乾徳山ほどではありませんが、結構スリリングな山登りが楽しめます。
標高1786mの開運山に到着したのは11時25分。標高610mの三つ峠駅を出発して2時間30分余りで到着。まずまずのペースでした。天気に恵まれれば、正面に富士山、西から北西にかけては南アルプスから八ヶ岳、北アルプスまでの雄大な景色が楽しめるのですが、今日は中層の厚い雲に覆われ、時には周囲が全く見えなくなってしまう生憎の天気でした。
ところで、三ツ峠は、開運山(1,786m)、御巣鷹山(1,775m)、木無山(1,732m)の3つの頂上を総称するそうです。御巣鷹山は開運山の北側に歩いて20分程度のところにありますが、今日は霧が深いので訪れるのは止めました。
開運山を下り南へ向うと木無山に到着しますが、山頂というよりは草原です。この一帯は高山植物を保護するため登山道の周囲は柵で覆われ立ち入り禁止となっています。もしかしたら、食害対策用の防鹿柵なのかもしれません。
木無山から天上山までは緩やかな下り坂が6km余り続きます。尾根道ということもあって気持ちの良いハイキングを楽しめます。標高1500m以上ではまだ冬の装いですが、標高が下がるにつれて新芽が芽吹き始め、次第にスミレの姿も見かけるようになります。
途中、芽吹き始めた林の先に河口湖が、そして西湖まで望める絶景ポイントがありました。
三ツ峠から天上山までゆっくり歩いて1時間45分位で到着します。今日は、途中でサルの群れに遭遇して追いかけっこをしたため、2時間ほどかかってしまいました(その報告は次回にします)。カチカチ山ロープウエイの山頂駅まで来ると、山登りというよりは観光地ですね。河口湖の見晴らしが良いところです。ここから河口湖駅まではロープウエイを使わずに歩いても40分位で到着しました。
今回の山登り、バスを使わずに駅から駅へ歩くことが出来るのが魅力です。距離にして15km程度でしょうか。今日は平日ということもあり、三つ峠駅で降りたお客さんはたったの3名。三つ峠駅から山頂までで出会ったハイキング客はたったの1人。山頂付近の登山客も10名以下でした。天候に恵まれなかったのが残念ですが、まだ冬の装いの山頂付近から桜が散った山麓まで、季節にして1.5ヶ月相当をわずか2~3時間で体験できるのが魅力です。高山植物が咲き乱れる6月頃にもう一度訪れてみたいところです。
今日の山行記録
8:50 三つ峠駅出発 → 9:35 登山道入口(達磨石) → 10:00 大曲り → 10:25 馬返し →10:45 不二石
→ 11:25 開運山(三ツ峠山) → 昼食、休憩、散策 → 12:10 木無山出発 → 14:05 天上山 → 14:40 河口湖駅
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麓の三つ峠駅へは大月から富士急で約30分。8時45分に到着しました。歩いて15分ほどで町営三ツ峠グリーンセンターに到着。登山案内図を見るとかなり険しそうな山道になりそうです。しかも、正面に見えるはずの三ツ峠は雲の中です。
グリーンセンターから舗装道路を30分ほど登ると達磨石(だるまいし)に到着。この登山道には三ツ峠が「信仰の山」だった面影が残り、達磨石は代表との説明です。達磨に良く似た形の石碑に梵字が刻まれています。石碑は高さ、幅共に約180センチで大きな一枚岩の上に座っています。どうやって巨石をここまで運んできたのだろう・・
達磨石から先は本格的な登山コースとなります。赤松が多く日差しはほとんど差し込みません。暫くジグザグ道を進むと、左手に突然富士山が現われます。ベンチも用意されているので少し休憩したところ、雲が切れて雄大な姿が見えてきました。今日は湿度の高い南風が入っているため雲が発達しやすく、これが本日最後の富士山になってしまいました。
更に急な登り坂を進んでいきますが、アオイスミレやタチツボスミレが咲き乱れ、木漏れ日も爽やかです。標高1000mを超えるあたりからは広葉樹も混ざり始め山ツツジの姿もちらほら。馬返し、不二石の標識を過ぎて暫く登ると八十八大師に到着します。そこには沢山のお地蔵さんの姿が・・・説明によると現在81体が数えられ仏像の顔は全て異なっているそうです。三ツ峠は信仰の山なのですね。
さて八十八大師を過ぎるといよいよ正面に山頂が見えてきます。三つのコブコブの真ん中が目指す開運山(三ツ峠山)です。登山路は左側のコブ(屏風岩)の下を回り込んで高度を上げていきます。
屏風岩はロッククライミングのメッカのようですが、今日はロッククライマーの姿を見かけませんでした。このあたり道幅が狭く左側は断崖絶壁。昨年登った乾徳山ほどではありませんが、結構スリリングな山登りが楽しめます。
標高1786mの開運山に到着したのは11時25分。標高610mの三つ峠駅を出発して2時間30分余りで到着。まずまずのペースでした。天気に恵まれれば、正面に富士山、西から北西にかけては南アルプスから八ヶ岳、北アルプスまでの雄大な景色が楽しめるのですが、今日は中層の厚い雲に覆われ、時には周囲が全く見えなくなってしまう生憎の天気でした。
ところで、三ツ峠は、開運山(1,786m)、御巣鷹山(1,775m)、木無山(1,732m)の3つの頂上を総称するそうです。御巣鷹山は開運山の北側に歩いて20分程度のところにありますが、今日は霧が深いので訪れるのは止めました。
開運山を下り南へ向うと木無山に到着しますが、山頂というよりは草原です。この一帯は高山植物を保護するため登山道の周囲は柵で覆われ立ち入り禁止となっています。もしかしたら、食害対策用の防鹿柵なのかもしれません。
木無山から天上山までは緩やかな下り坂が6km余り続きます。尾根道ということもあって気持ちの良いハイキングを楽しめます。標高1500m以上ではまだ冬の装いですが、標高が下がるにつれて新芽が芽吹き始め、次第にスミレの姿も見かけるようになります。
途中、芽吹き始めた林の先に河口湖が、そして西湖まで望める絶景ポイントがありました。
三ツ峠から天上山までゆっくり歩いて1時間45分位で到着します。今日は、途中でサルの群れに遭遇して追いかけっこをしたため、2時間ほどかかってしまいました(その報告は次回にします)。カチカチ山ロープウエイの山頂駅まで来ると、山登りというよりは観光地ですね。河口湖の見晴らしが良いところです。ここから河口湖駅まではロープウエイを使わずに歩いても40分位で到着しました。
今回の山登り、バスを使わずに駅から駅へ歩くことが出来るのが魅力です。距離にして15km程度でしょうか。今日は平日ということもあり、三つ峠駅で降りたお客さんはたったの3名。三つ峠駅から山頂までで出会ったハイキング客はたったの1人。山頂付近の登山客も10名以下でした。天候に恵まれなかったのが残念ですが、まだ冬の装いの山頂付近から桜が散った山麓まで、季節にして1.5ヶ月相当をわずか2~3時間で体験できるのが魅力です。高山植物が咲き乱れる6月頃にもう一度訪れてみたいところです。
今日の山行記録
8:50 三つ峠駅出発 → 9:35 登山道入口(達磨石) → 10:00 大曲り → 10:25 馬返し →10:45 不二石
→ 11:25 開運山(三ツ峠山) → 昼食、休憩、散策 → 12:10 木無山出発 → 14:05 天上山 → 14:40 河口湖駅
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