ヤポネシアンレゲェ

新しい日常を追い求めるギター弾きホワイト教授のゆるゆる人生散歩日記。目指すは架空のリゾートミュージックアイランド。

もう一度観たい!ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド

2019-09-03 20:53:00 | 映画・読書
タラのワンハリ、初日に観ちゃった。

本部はもちろん、人口の多い名護市にも映画館はなく、遠く離れた沖縄中部か那覇市まで行かないとならない。
 
時間もガソリン代もかかるので、なるべく他の用事と併せて観るのである。


「今、クエンティン・タランティーノのワンスアポンアタイムインハリウッドやってんのか、
じゃ、丁度時間が合うからこの際観ておくか、、、」
てな感じ。

比較的、新しいもの好きなワタシにとって、もはや今更な監督ではあるが、
この夏、容姿も雰囲気も含めタラの映画から飛び出してきたかのようなバンド
「クルアンビン」
が、ジャンルを問わず音楽を聴くような多くのグッド・ミュージック・ファンに、新しい価値観を打ち出してその影響甚だしいので、本家の方も見直しても良いかという気分だった。



1969のロック特集が、NHKFM.で色々やっていて(これらも今さらな感じではあるが)
2019の今年って、ちょうど+50年なんだね。
自分的には、パンクが同世代で、ヒッピーカルチャーは一昔前の話と思ってたら、
今の人から見たら、ロックのあの時期の変遷なんて、自分にとっての戦前の事柄のようなものなんだな。

1969と言うと米英では、ウッドストックを代表する若者文化の頂点で、その直後に様々な暗い事件で流れが変わり、ラブ&ピースの幻滅、商業主義の音楽台頭等、泥沼の70年代へ向かうという大転換の年。




映画は、そんな1969年の、ある三日間にハリウッドで起きた架空のお話。

まず、音楽と映像の中の世界に居るだけで楽しい。当時の若者の音楽、ファッション、車、、、
ヒッピーや夏フェスに憧れをいだくことのないワタシにも、何だか不思議と心地好い。

実際に、当時のハリウッドにいる気分なんだな。これ、もしや子供がデズニーランドに居るだけで楽しいのと同じかしら~




後で知ったが、映画を観に行く前に「シャロン・テート殺害事件」を予習しておくと良いと。

チャールズマンソンのアルバムはアシッドフォークと言う触れこみで買って、愛聴してた。特に最初の一曲目。でも本性は2曲目以降現れるんだな。狂気の名盤。
オウムの麻原彰晃の「しょ~こう♪しょこうしょうこう♪」と比べたらあきません。

そして、マンソンが女優とポランスキーを殺したんだっけかな、位の知識はあった、が。






あれ、そういえばポランスキー監督の映画って2000年代に観てるな、、、





ボタンの掛け間違いは、映画を観る前から始まっていた






主役が、ブラピにデカプリオという個人的には余り好みでない二人。まあ、ジョニデが後で出てくるからいいや、とか思って。



「王子様みたいな、金持ちのポランスキーめ、世の中から相手にされずテロ行為を起こさざるを得ないジョニーディップに、早く殺されないかな~ワクワク」と観てたわけで。

これ、もう、

「2019年、もう一度見たい映画ナンバーワン」に輝きました!






映画の解説などでは、音楽素人ライターによって、才能がなかったように書かれてたりしてるが、大間違い。今聴いてもゾクゾク鳥肌が立つ。
タラは、女優として活躍する前に無残にも殺されたシャロンテートに光を当てた。
が、カルト、狂人としてだけ扱われて、2017年刑務所で亡くなったマンソンの音楽的才能にも、光を当てたい。









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