水持先生の顧問日誌

我が部の顧問、水持先生による日誌です。

バッハザール

2011年11月20日 | 日々のあれこれ

 高校音楽祭(バッハザール)行ってまいりました。
 お越し頂いた保護者のみなさま、ありがとうございました。


 家族みんなお弁当がいいというので、おにぎり12個にぎってから登校。
 7時半過ぎに楽器を積んだキャラバンで学校を出る。16号は空いている。
 日曜の出番にあたってよかった。
 楽器をおろして役員の打ち合わせ、午前中は誘導係を担当しながら何人かの先生とお話したり、あいまに添削したり。その途中でおにぎり3個食べてしまった。
 午後は、三団体の合唱を聴けた。
 それにしても、朝の集合時間に遅れる子はいるわ、午後1番の演奏のときに入り損ねる子がいるわで、だらしない。今のメンバーにあわせた新しい方法を模索しないといけないと思う。
 午後2番の松山高校さんの8人の男声合唱。泣けた。来てよかった。
 すべての平仮名に命をふきこもうとしている。
 今後歌の比率を多くしていこうと思った。
 楽器を組み立てて、チューニングして、演奏。
 昨日の合奏よりも、自分をみている子が多いのに気づく。
 今のバンドとしては悪い演奏ではなかった。出る予定の子はみんないたし。
 そろそろ本気でエンジンかけていかないとなぁ。
 恒例のパイプオルガンの演奏。そして全員での「大地讃頌」は、今日参加の男女の比率がほどよく、しかも男子に川越高校さん、松山高校さん音楽部がいたせいで、いい感じの混声合唱になったのではないか。
 必ず楽器番をおけ、合唱には全員参加を徹底せよとのお達しでは、自分が楽器番をするしかなく、外でかすかにきこえてくる音でそう思った。
 出演数がそんなに多くなくて、明るいうちの閉会はありがたい。 
 しかし楽器を積み込んでバッハザールを出たら、帰りはまじくそ混んでいる。
 学校にもどってさくっと残ってる仕事をしてしまおうと思ったが、腹が減っては戦にならないので、松屋に寄った。
 吉野屋さんが牛丼270円セールを始めたと思ったら、松屋さんは240円になっているではないか。
 なんと仁義なき戦いなのだろう。
 松屋さんは味噌汁がデフォルトでついてくるから、冷や奴をつけても340円は、コストパフォーマンスが高い。久しぶりの松屋牛めしは、予想してたよりマイルドで、こんなだったっけ? 板長さん替わったのかなと思いながら食べてたら、若いアベックが入ってきた。
 券売機の前でけっこう時間かけて選んでいる。その後もう一人お客さんが入ってこなかったらもっと悩んでいたかもしれない。
 なんかいろいろ頼んでるなあ、持ち帰るのかなあかと、店員さんの復唱する声を漠然と聞いていた。
 牛めしお待ちのお客様、はい、ハイ。豚めしのお客様、はい、そぼろ丼のお客さま、ハイ。
 えっ? 二個ずつ食べるんだ、女子の方も。えらいえらい。若者は食わないとね。
 たくさん食べて、日本のために子だくさんのご家庭をいつか築いてほしいと切に願いつつ、それ紅ショーガ盛りすぎじゃね? と女の子の牛めしを横目で見て店を出た。
 学校にもどり、授業のプリントを印刷したりし、買い物をして帰宅。
 ちょうどソフトバンクが優勝を決める瞬間だった。
 摂津投手の最後の一球を和田選手が空振りしたあと、監督、選手とともに、孫オーナー、王会長の笑顔が撮される。
 これかなと思った。
 セ・パのシーズンを制した両チームはさすがにハイレベルかつ互角の戦いに見えたけど、最後はやはり球団全体が一体になっている方を神様は勝たせたように思える。
 落合監督の処遇は、全国大会に連続出場するバンドを作りながら、演奏に華がないからとの理由でクビになった顧問みたいなものだ。
 クビにはなってないけど、オーナーからよく思われていない顧問の先生ていないだろうか。
 名門とよばれる学校さんで、顧問の先生も有名で、吹奏楽に世界ではみんな一目おいているけど、ひとたび学校という職場においては、「あの人は部活を最優先しすぎるきらいがある」と冷ややかにみられている場合もないとは言えないのではないだろうか。
 私立勤めの身には想像でしかないのだが。
 とはいえ、たぶん世界で最も発達しているであろう部活動というスタイルを支えるのは顧問で、その存在、そのシステムは功罪相半ばする。
 できることなら、秋山監督のように、校長からも保護者からも選手からも、その存在を認められて仕事ができるシステムがあればいい。
 おかげさまでそれについては大変恵まれていながら、結果を出せてないのがつらい。

コメント
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