センタープレは、科目数の多い子は夕方までテストに取り組む。
昨日の夕方、1組の試験監督中にちょうど防災川越とかの有線放送から5時のチャイムが鳴った。
ぼおっと頭のなかで歌いながらきいていたら、最後のフレーズが終わるところで、伴奏がすっと主和音(トニック)にいかない。いわゆるツー・ファイブの進行でいったんためてからトニックでおさまる流れになっていたのにはじめて気づいた。今の聞いた? って語りたかったけど、目の前に前学指揮さんが座っているけど、試験中に話せるわけがない。誰かに話したかった。
「先生、落語好きなんでしょ、談志ってやはりすごいんですか。新聞の一面になるほどなんですか」と、朝尋ねられる。
「それはそれはすごいですよ。しばらく前に亡くなった志ん朝と談志が甲乙つけがたい二大巨頭で、ま、個人的には圧倒的に志ん朝が好きなんですけどね、でも志ん朝師匠は、もしいなくても落語は落語だったと思いますが、談志師匠がいなかったら、今の落語界の風景はずいぶん変わってたでしょうね。よかったらCD貸しま … 」って、いなくなってんじゃん。
「男子バレー五連敗か。これってチャンピオンカーニバルのジプシージョー状態だな」と朝新聞を見ながら思わず口に出た。やべ、うまいこと言ったと思ったのに、家人から「それ、わかんない」と一蹴された。