水持先生の顧問日誌

我が部の顧問、水持先生による日誌です。

オリエンテーション

2015年04月05日 | 教育に関すること

 

 土曜は、入学式に続いてオリエンテーション。
 各教科の説明、進路指導部、生徒指導部からの話に続いて、生活の基本を話す。
 五つのことを約束しようという話は、これ4回目になる(はず)ので、経験に裏打ちされて自信をもって語れるようになった。

 1 あいさつをする 
 人としてのコミュニ―ケーションの基本があいさつだという話。
 実際、笑顔でさわやかに「こんにちは」と言えるだけで、あらゆる面接の課題の、半分以上はクリアするのではないだろうか。
 2 ボタンをしめる
 身だしなみを整えようという話。第一ボタンをはずさないという着方はその象徴だ。昔とちがって、これを注意する機会もずいぶん減った。
 3 ゴミは自分で捨てる
 教室は自分の部屋ではなく公の空間だという話。
 4 勉強道具を床におかない
 3ともかさなる。教科書や運動着を机まわりに散乱させる子はいる。そういう子はものをなくしやすいし、それを他人のせいにしたりする場合もある。ちゃんと勉強する空間をつくれるかどうかは、結果として弱肉強食を許さない環境づくりにつながる。河上亮一先生実践がもとネタだ。
 5 騒がない
 まだみんながなじんでなくてシーンとした教室で、教室の前と後ろにいる同じ中学同士の二人だけが、何人もの頭越しに大声で会話する光景が、四月には見られたりする。そういうのはやめよう。基本的に声がでかい人は頭が悪くみえるものだという話。

 生徒に語りながら、気持ち的には学年の先生方に、勉強以前のこれらをまず徹底してくださいと伝えている。
 最後に「いじめと差別がぜったいにだめ。他人の不幸の上に自分の幸せを気づくのは卑劣な行いだ」と話す。
 「全員起立。わかった人は座りなさい」は向山先生実践がもとになっている。

コメント
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