~ 「スマホやめますか、それとも信大生やめますか」。信州大の入学式が4日、松本市総合体育館であり、山沢清人学長は、8学部の新入生約2千人に、こう迫った。
… 山沢学長は、昨今の若者世代がスマートフォン偏重や依存症になっている風潮を憂慮。「スイッチを切って本を読み、友だちと話し、自分で考える習慣をつけ、物事を根本から考えて全力で行動することが独創性豊かな学生を育てる」と語りかけた。 (朝日新聞4月5日) ~
先日、信州大学の入学式で学長が述べられた言葉で、話題になっていた。
「スッキリ」という情報番組で、渋谷にいる若者にアンケートをとってみた。
「スマホやめますか、大学生やめますか?」
結果は、「大学やめる」10人、「スマホやめる」20人だったという。
なんて従順な若者たちだろう。
三分の二がスマホをやめてしまうなんて。
自分がいま学生だったら、たぶんどっちもやめないって言うだろうな。
もしくはそんなことを選択させようとする大学に失望するか。
「いまの若者たちは、スマホ依存症である」という見方は、否定はできない。
かりにそうだとしても、アルコール依存やパチンコ依存よりはいいではないか。純粋にも何にも依存しないで生きてる人っているのかしら。
それに、スマホ依存の若者がスマホを取り上げられたといって、かわりに本を読むかといったら疑わしい。
~ 都内の4年生男子(23)「スマホを選びますね。勉強は自分でやればいい」 ~
という言葉も、けっこう本質をついていて、勉強は基本自分でできる。
スマホがあるからできない人は、スマホがなくてもできない。
やる人はやる。
スマホ程度に存在を脅かさせる学問しかできない大学なら、「大学をやめる」という選択肢はけっしてとっぴなものではないと思う。
~ 司会の小倉智昭「怜ちゃん、こう言われたらどうします?」
キャスターの菊川怜「ちょっと悩んじゃいますよね」
小倉「エッ、悩んじゃうの!」 ~
さすが東大卒の菊川さん。
時代が変わった、世の中が変わった、グローバル化した言いながら、従来のシステムの中でしか生きていない大学の先生に、スマホ捨てろって言われても、はいそうですかとは言えないだろう。
ヤなガキだった自分なら、「わかりました、ぼくたちはスマホ捨てます。先生は何を捨てますか?」ぐらい、入学式で言ってしまいそうだな。あ、入学式行ってないのか。