木を愛し、土に親しみ、犬と戯れ、思いつくまま気ままに発信、知る人ぞ知る「山章工房」のブログです。
山章工房の木土愛楽(きどあいらく)




今朝は冷え込みました。
ご覧のように車のフロントグラスも畑も、村も
白い霜がきれい降りて真っ白です。
まもなく日が届き、溶かして行くことでしょう。
さて、正月と言えば駅伝中継。
2日には数年前までは家族5人で箱根に
往路のゴールを観戦しにいったものでした。
昨日は磐田から帰る時にラジオ中継を聞いていました。
駅伝やランニングのすばらしさは映像を見ればわかります。
歌番組やバライティーはちょっとパスという世代も
駅伝なら家族や親戚のそろう正月の茶の間で
みんなで見ることができる数少ないコンテンツだと思います。
そこで気になるのがアナウンサーのコメントです。
1日の実業団駅伝で追い上げる選手の表情を
「まさに鬼のような形相です!」と絶叫するのです。
高校時代長距離をやっていた娘と
「鬼はないよなー」と話しました。
昨日、箱根の山登りやたらと「山の神」
「現人神(あらひとがみ)」を連呼するのです。
スポーツに鬼神を持ち込むともう何も言えなくなります。
選手はあらん限りの精神力と体力を絞り出します。
運、不運は必ずあります。
でも、それを神様の仕業にしたらスポーツはつまらなくなります。
映像に映っている姿はあくまでも選手そのものです。
放送者は多くの視聴者に訴えるために過度な表現になるのは
仕方ないかもしれませんが、もう少し冷静に
伝えることをすれば、作られた感動ではなく
本当のすばらしさを伝わると思います。
君、鬼神を語る事なかれ。

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