木を愛し、土に親しみ、犬と戯れ、思いつくまま気ままに発信、知る人ぞ知る「山章工房」のブログです。
山章工房の木土愛楽(きどあいらく)



おはようございます。

七夕の朝は霧が降りていますが、

久々に雨滴は、感じません。

もちろん今夜星が見えていようがいまいが

「彦星様、織り姫様、我が家にすてきな犬を」

と願い事をします。

 

さて、あられ組みの治具を紹介しましょう。

あられ組みとは、木の端どうしを等間隔に刻んで

直角に組み合わせる組み手です。

英語では左右の手の指を組んだように見えるので

finger jointといいます。

American woodworkではこの加工はルーターを使いますが、

日本では昇降盤に厚手の刃物である、

カッターを取り付ければいとも簡単にできます。

カッターを抑えている厚い座金を通称「まんじゅう」といいます。

定盤を下げる時にこのまんじゅうが邪魔になるので

小口板を

カットします。

そうすれば

この高さまでカッターを出すことができます。

刃高は木の厚み合わせます。

木端の凹部になる方「メス」の最初の位置を

最初に決めます。

1つの位置を決めたら、それを治具のピンに合わせて

スライドさせるだけです。

自動的に等間隔に木端がカットされていきます。

同様に「オス」もカットしてします。

難しいことは何もせずに

きれいな組み手ができあがります。

カッターの幅(今回は6.4ミリ)が決まっているので

加工は隙間ができる余地はありません。

決まり事としては

メス(画像右)が奇数の「指」の数になり、(写真では5本)

両サイド(上下)から包むようなります。

オス(画像左)が偶数の指の数になる、(写真では4本)

ようにカッターの幅を選択し、メスのセンターを決めることです。

後は仕上げの時に、互いにちょっと外に出ている

部分を削るだけです。

丈夫で見た目もきれいな組み手です。

 

それでは今日もよい1日を始めましょう。

 



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