HDDの整理をしていたら未視聴だった「大停電の夜に(2005年11月公開)」を発見して早速観てみた。
【解説】「午後5時過ぎ、首都圏全域が停電に見舞われました…」。2003年にニューヨークを始めとする北米で起こった史上最大の「大停電」を題材に、ドキュメンタリー番組『N.Y.大停電の夜に』からスンスパイアされて作られた映画。監督は、その番組を自ら構成・演出した「東京タワー」の源孝志。その設定を東京に移し、真っ暗な夜だからこそ浮かび上がる“一夜限りのラブストーリー”。出演は豊川悦司、田口トモロヲ、原田知世、吉川晃司、井川遥。
裏路地のキャンドルショップとジャズバーがとてもいい感じで、ろうそくの炎は人を優しくさせる不思議な力がある。登場する12名の色々な事情を抱えた登場人物が交差していくのだが、その中でも田畑智子がとてもイイ感じだった。どうせなら登場人物が全員関わりがあればいいのに・・・みんな色々な人生を多かれ少なかれ抱えているもので、みんなもしかしてどこかで繋がっているかも知れない。なかなかハートフルな映画であった。
録画したのがちょうど一年前だったので、もしその時観ていたら3.11を体験していなかったので、劇中に出てくる停電も帰宅困難者も全く現実味を感じずに観ていただろう。あまり期待していないで観るとごく稀にこのような発見があるので、映画は止められない。