長年バレーボールをしているにも関わらず、Vリーグはほとんど観たことが無く、余り興味も無かった私だが先日新聞に「プレミア昇格へ クラブチーム快進撃」との見出しが掲載されており、興味深く読んだ。
記事の中心はバレーボール男子で数少ないクラブチーム「つくばユナイテッド」の快進撃であった。筑波大バレーボール研究室が中心となり、特定企業に頼らない地域密着型クラブとして2005年に誕生し、翌年に現チャレンジリーグに昇格。年間運営費約5000万は理念に賛同する法人会員の年会費、バレー教室、関連商品販売の収入、totoの助成金等でまかなっている。選手は筑波大の部員・OBが中心で、現在筑波大院生の元全日本の加藤陽一(36)も所属している。
チャレンジリーグの上位1.2位に入ると、プレミアリーグの下位7.8位との入れ替え戦に臨める。ただ昇格すると試合数が増加し、遠征費もかさみ、外国人選手の補強も必要になり、運営費は1億が必要とのことで、法人会員の申し込み先が記載されていた。
恥ずかしながら「チャレンジリーグ」と「プレミアリーグ」の存在や「入れ替え戦」があることすら知らなかった。ただこんな地元密着型クラブって何だか夢があって良い。まるで映画のようだ。なでしこジャパンの活躍で人口が増えている女子サッカーとは対照的に、バレーボール人口が年々減少しているのは、やはり将来的な夢が見られないからだろう。これからももっと裾野を広げられるように色々と頑張って欲しいものだ。