歌舞伎座で「六月大歌舞伎」を観た。
【みどころ】
いがみの権太(いがみのごんた)
〈木の実・小金吾討死〉
権太親子の情愛と小金吾の勇壮な大立廻り 下市村の茶屋へ、平維盛の行方を探す御台の若葉の内侍と若君の六代、その家来の主馬小金吾がやって来ます。そこへ「いがみ」と呼ばれる無法者の権太が現れ、小金吾に因縁をつけて金を巻き上げます。その後、追手に囲まれた小金吾は奮戦して内侍と六代を逃しますが、ついには討死してしまいます。偶然そこへ通りかかった権太の父の弥左衛門は、小金吾の首を持ち帰ります。
〈すし屋〉
一家を見舞う悲劇と権太の思い すし屋を営む弥左衛門は、旧恩ある平重盛の子 維盛を奉公人の弥助として匿っています。弥助に思いを寄せるこの家の娘お里は、若葉の内侍の来訪により真実を知り三人を逃しますが、その様子をうかがっていた権太は、訴人しようと駆け出していきます。そこへ詮議に現れた梶原景時に、維盛の首を携えて再び戻った権太が、内侍親子の身柄を差し出してしまいます。弥左衛門は怒りのあまり、権太を刺してしまいますが…
久し振りの花道真横の席で幸四郎・染五郎・松也が私のすぐ横を通る緊張感がいい(猿之助は通らず)。スポットが照らされる度に私も照らされてしまうので、眩しかったり、照れてしまったり・・・
三部制なので、通常よりも短縮された正味二時間半程度の上演時間がちょうど良く、歌舞伎座を出てもまだ明るい17時過ぎだったので、そのまま飲みに出掛けたとさ。明後日千秋楽。