映画「二十四の瞳(1954年公開・デジタルリマスター版)」を観た。
【解説】「女の園」に次ぐ木下恵介監督作品。壷井栄の原作を同監督自身が脚色している。撮影も「女の園」の楠田浩之、音楽は「三つの愛」の木下忠司。出演者は「女の園」の高峰秀子、田村高廣、天本英世、「昨日と明日の間」の月丘夢路「陽は沈まず」の小林トシ子、笠智衆など。
ミュージカルのように作品中に童謡・唱歌がたくさん歌われるのだが、次第に軍歌へと変わっていく。貧困・家の手伝い・アカ・女性の立場などを背景に、小学校卒業と共に様々な人生を子供たちが歩んでいく激動の20年間。桜の木の下での電車遊びのシーンと共に冒頭の前任担任や主人公である大石先生と子供たちの別れがやたらさくっとしているのも印象的だった。
本作品をわざわざ観たのには理由がある。明日から一年ぶりの香川へ行き、舞台となった小豆島へ行くから・・・だったのだが・・・