不要不急の外出を控えるようになって二週間が経過し、さらに十日間の自粛延長要請が出た。事務所には除菌スプレーと除菌シートを常備するようになり、外出時にはマスクを着用する生活が続いている。
プロスポーツを始め、テーマパークは次々と開幕・休園延期となり、ついには春の高校野球が中止になった。突然の休校を含め賛否両論はあるが、一刻を争う被害拡大防止の措置であるから仕方はないだろう。ワイドショーのコメンテーターを筆頭に異口同音に文句や批判ばかりを繰り返しているが、まずは何を最優先すべきなのかをしっかりと見据えた上で、その後の対応を建設的に考えて行くべきだと思う。
今回香川旅を自粛したが、直前にも関わらずキャンセル料は掛からなかった。有難い配慮ではあるがキャンセルに対しては非常に敏感なのでとても気が引ける。とりあえず無料とはせずに収束するまでの「一時預かり」にすれば良いのではないだろうか?同様に卒業式や入学式、春の甲子園や各種イベントも中止ではなく延期にすれば良いと思う。違った季節に集まれるとしたら、それはそれで安全の尊さを含め特別な思い出になるのではないだろうか?また感染経路公表はそこまで詳細にしなくても良いような気がする。クラスター防止のためだとは思うがその施設がまるで発生源のように名称・店名が公表されるのはいかがなものだろうか?
先日東日本大震災から9年が経過した。その時と状況は異なるが、自粛をいつまでしたのか?を自分の過去のスケジュールで確認してみると、二週間後には出掛けていた。この時のことをよく覚えていて、震災後すぐに友人と「いつになったら自粛から解放されるのか?」との会話の中で「原発が収まるまでだろう」と答えたものだったが、一向に収まる気配もなく出掛けた記憶がある。もし収まるまでと決めていたら、9年間も出掛けられなかったことになるが、自粛については正直「今の段階」ではなんとも言えない。
先が見えない事態は誰もが不安であるが、明日こそ、来週こそ、来月こそと信じて同じ方向に向かって一致団結して行きたいものである。