東京下町・新小岩駅の不動産屋二代目のつぶやき

東京の下町・葛飾区新小岩で今年創業50年を迎えます不動産屋の二代目が気ままに書き綴った独り言ブログです。ブツブツ・・・

分水嶺

2020年05月28日 09時40分45秒 | 二代目のつぶやき

まだまだ手放しでは喜べないが、とりあえず緊急事態宣言が解除されたことはとりあえずは喜ばしい事で、パートさんも元気に復帰し、繁華街にも少しずつ灯がともり始め、これまで当たり前だった日常に驚きや感謝を繰り返している。

本ブログで初めて「新型コロナウイルス」の文字が登場したのは2月29日だった。当時は「4月になれば」と楽観していたものだが、日に日に感染が拡大し、それからブログはほぼコロナ関連の記事ばかりだった。先が見えない異常事態に仕事的にも個人的にも不安な事ばかりであったが、ここ数年心掛けている「つべこべ言わずにまず行動」を自分に言い聞かせて、極力顔にも口にも態度にも出さずに来た(つもり)約1ヶ月半だった。

家族はテレワークを中心の仕事に切り替わったが、時々出勤する際には電車を避け、息子は自転車で妻は自動車通勤にしたため、早朝に出掛ける妻の負担は増えるばかりだったので、営業自粛が続く知り合いのお店で夕飯をテイクアウトしたり、これまでひとり旅で出掛けた各地の郷土料理をお取り寄せしたり、なかなか訪れることのなかったお店で注文したりして、どうせなら折角の機会だからとばかりに自宅居酒屋を「開店」した。

これまでもよく話す家族であったがさらにコロナという共通の話題で食卓は賑やかになり、妻とは運動不足解消のためウォーキングに出掛けながらあれこれと話すことも出来た。想定もしていない異常事態において話す相手がいることと、居心地の良い家庭のおかげでストレスとはほぼ無縁で過ごせたことは何とも有難い事だと思った。

感染者数に一喜一憂しないように心掛けていたが、日に日に数が減っていくと同時に気持ちが晴れ晴れしくなっていった。「映画なら今は上映何分頃か?」と書いた3月31日の時点はきっと上映間もない30分くらいだったのかも知れない。ただそれはあくまでもまだ「第一章」「パート1」であることを強く認識しなければならないと思うが、とりあえず一度経験したので、もし次が来たとしてもみんなそれなりに経験値が上がっているので、今回よりさらに沈着冷静に対応出来るだろう。今回の異常事態が今後の日本にとって、また私や家族にとってどのような分水嶺(ぶんすいれい・物事の方向性が決まる分かれ目のたとえ)になるのだろうか?

【総武線・新小岩駅 賃貸専門店】有限会社やな瀬不動産


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