映画「ベイビーわるきゅーれ(2021年公開)」を観た。
【解説】社会不適合者な殺し屋の少女たちが、社会になじむため奮闘する姿を描いた異色青春映画。高校卒業を目前に控えた女子高生殺し屋2人組のちさととまひろ。組織に委託された人殺し以外、何もしてこなかった彼女たちは、高校を卒業したらオモテの顔として社会人をしなければならない現実を前に、途方に暮れていた。2人は組織からルームシェアを命じられ、コミュ障のまひろは、バイトもそつなくこなすちさとに嫉妬し、2人の仲も徐々に険悪となっていった。殺し屋の仕事は相変わらず忙しく、ヤクザから恨みを買ったことから面倒なことに巻き込まれてしまい……。ちさと役を高石あかり、まひろ役を伊澤彩織がそれぞれ演じる。監督は「ファミリー☆ウォーズ」「ある用務員」の阪元裕吾。
映画「地獄の花園」のようなぶっとんだ設定でお気軽に楽しめる作品。主人公二人の何気ない会話がなかなか良く、アクションシーンにも見応えがある。ただ銃の衝撃がもっとあればのめりこんだかも知れない。
社会不適合者の相方に対して「それでいいと思う」との台詞があるが、あえて「それで『も』いいと思う」と付け加えなかった現代の優しさを感じた。