長年営業されている親子経営のレトロな喫茶店でのこと。
行列が出来ると聞いていたので、開店少し前に到着して先頭をキープし、開店間際にはそれなりに行列は伸びていた。店内に入ると、ご年配の店主(祖母)が身内の従業員に開店からあれこれ文句を言い続けてる。それもまた神経を逆撫でするような文句をくどくどと繰り返している。この言い方・・・ふと亡母と事務所内でよく繰り広げられていた光景を思い出した。従業員さんはひと言も反論することなく笑顔で受け流していたが、私の場合はかなり強めの口調で怒鳴り返してたものだ。
何だか懐かしい光景だな~と口元が緩んだものの、あの日に戻りたいとは思わなかった。