新春浅草歌舞伎を浅草公会堂へ観に行った。
【みどころ】第1部第2部ともに上演するのは『絵本太功記 尼ヶ崎閑居の場』です。明智光秀の謀反を題材に、戦乱の世に生きる光秀一家の情愛と悲哀が胸を打つ重厚な義太夫狂言の傑作を第1部、第2部それぞれ異なる配役でお届けします。第2部では曽我十郎と五郎兄弟の仇討ちに春の七種の行事を織り込んだ早春の爽やかな空気と風情が漂う舞踊『春調娘七種』、無類の酒好きの次郎冠者と太郎冠者が両手を棒に縛られながらも酒にありつこうとする姿をおかしみと格調高さを織り交ぜて魅せる舞踊『棒しばり』といずれも名作を取りそろえての上演です。恒例の「お年玉〈年始ご挨拶〉」では、各部の開演前に出演俳優が年始のご挨拶を申し上げますので、こちらもぜひお楽しみください。浅草の町とともに歩み続け、愛され続けている正月の風物詩「新春浅草歌舞伎」が2025年、新たな輝きを放ちます。歌舞伎の魅力が凝縮された時代物、舞踊の名作の大役に若手花形俳優が果敢に挑む、熱気あふれる清新な舞台にどうぞご期待ください!
新春歌舞伎は2018年以来である。正月三が日翌日の浅草は週末と重なり大混雑の正月一色で仲見世の大渋滞を避けながらは先月の鶴瓶落語会以来の浅草公会堂に到着。恒例の年始ご挨拶は染五郎が務め、一幕目は新春恒例の春調娘七種の煌びやかな舞踊を堪能し、二幕目は絵本太功記・尼ヶ崎閑居の場ではフィクションでありながら本能寺の変における謀反と大義名分、討死と別れの盃が哀しくも入り混じる。そして三幕目は2013年8月以来の棒しばりではコミカルな舞踊を披露してくれる。
若手中心の浅草歌舞伎はいつも元気が満ち溢れていて、また観客も和装の方が多くとても素敵である。
【明日1/14(火)~1/15(水)は当社連休となります】